コード会のコード
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/09/11 05:36 UTC 版)
コード会が作成した文字コードは特に固有の名称は持っておらず、「コード会のコード」と呼ばれている。このコードは以下のような方針で設計された。 主として科学計算に使用する6ビットコードと主として事務処理に使用する8ビットコードのふたつを設ける。 6ビットコードと8ビットコードは出来るだけ関連をもたせるようにする。(8ビットコードから決まった2ビットを削るとそのまま6ビットコードになるという完全な上位互換になっている。) 0から9までの数字は1,2,4,8コードで表す。この結果0から9までの数字のコードは下位4ビットの値はそのまま0から9になっている。 16進法にも配慮する。 当時の多くの文字コードではしばしば同一視されていた数字の0、プリンターでの空白(現在の間隔に相当するもの)、テープの空白(現在のヌルコードに相当するもの)を明確に区別する。 アルファベットは字引配列とする。但し英字についてはアルファベット順に一本化できたものの、カナについては参加メンバーであった電電公社の強い主張によって五十音順(A案)のほか電電公社の鍵盤配置を尊重した案(B案)を併記することになった。
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