コルネリウス・グルリット_(美術収集家)とは? わかりやすく解説

Weblio 辞書 > 辞書・百科事典 > 百科事典 > コルネリウス・グルリット_(美術収集家)の意味・解説 

コルネリウス・グルリット (美術収集家)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/11/23 21:24 UTC 版)

ロルフ・ニコラウス・コルネリウス・グルリットドイツ語: Rolf Nikolaus Cornelius Gurlitt1932年12月28日 - 2014年5月6日)は、ドイツの美術品収集家である。

生涯

ハンブルクユダヤ系ドイツ人の芸術家一族に生まれた。

父のヒルデブラント・グルリット美術商で、1930年代から1940年代に、アドルフ・ヒトラー政権が退廃的であるとみなして、ユダヤ人から奪ったりだまし取ったりした作品や、ドイツの美術館から押収した前衛芸術作品を売りさばいていた人物である。

これら略奪作品を含み数百億円と見積もられる大量の絵画を父ヒルデブラントから受け継ぎ、ミュンヘンの自宅アパートに所蔵していた。2012年2月、小規模の脱税捜査を受け、長年所在不明となっていたパブロ・ピカソアンリ・マティスマルク・シャガール作を含む1280点の芸術作品が、その過程で偶然発見され押収された。2014年4月、全所蔵作品について美術専門家らによる国際調査団が1年間来歴を調査することで、ドイツ政府との間で合意した[1][2]。死亡時に遺言で、上記の全所蔵作品をスイスベルン美術館に寄贈した。

脚注

関連項目




英和和英テキスト翻訳>> Weblio翻訳
英語⇒日本語日本語⇒英語
  

辞書ショートカット

すべての辞書の索引

「コルネリウス・グルリット_(美術収集家)」の関連用語

コルネリウス・グルリット_(美術収集家)のお隣キーワード
検索ランキング

   

英語⇒日本語
日本語⇒英語
   



コルネリウス・グルリット_(美術収集家)のページの著作権
Weblio 辞書 情報提供元は 参加元一覧 にて確認できます。

   
ウィキペディアウィキペディア
All text is available under the terms of the GNU Free Documentation License.
この記事は、ウィキペディアのコルネリウス・グルリット (美術収集家) (改訂履歴)の記事を複製、再配布したものにあたり、GNU Free Documentation Licenseというライセンスの下で提供されています。 Weblio辞書に掲載されているウィキペディアの記事も、全てGNU Free Documentation Licenseの元に提供されております。

©2025 GRAS Group, Inc.RSS