ヒルデブラント・グルリット
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ヒルデブラント・グルリット(ドイツ語: Hildebrand Gurlitt、1895年9月15日 - 1956年11月9日)は、ドイツの美術史家、美術商である。
生涯
美術品の審美眼と人脈の広さから、ナチス・ドイツ国民啓蒙・宣伝大臣ヨーゼフ・ゲッベルスによって、ナチス政権が退廃的だとみなした芸術作品の売買責任者に任じられた。1930年代から1940年代にかけ、「退廃芸術」としてユダヤ人から奪ったりだまし取ったりした作品や、ドイツの美術館から押収した前衛芸術作品を売りさばいた。のち所蔵品は子のコルネリウス・グルリットに相続された[1][2]。
脚注
- ^ “ナチス略奪絵画1500点発見、独アパートに隠され半世紀”. AFPBBニュース. (2013年11月4日) 2014年5月7日閲覧。
- ^ “ナチス略奪画保有の男性が死去、政府は来歴調査へ”. AFPBBニュース. (2014年5月7日) 2014年5月7日閲覧。
関連項目
- 退廃芸術
- ナチス・ドイツによる略奪
- ナチスが略奪した美術品の返還請求リスト
- グルリット コレクション
- ベルン美術館
- ヒルデブラント・グルリットのページへのリンク