ヒルデ・ギューデン
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ヒルデ・ギューデン(Hilde Güden, 1917年9月15日 - 1988年9月17日)は、ウィーン出身のソプラノ歌手である[1][2]。ウィーン国立歌劇場やバイエルン国立歌劇場、ミラノ・スカラ座などで活躍し、20世紀最大のソプラノとも称された[2]。
注釈
- ^ ギューデンがチューリッヒへと移ったのは1938年とする資料もある[1]。
- ^ フランツ・エンドラーは指揮者カール・ベームについて「常に変わらぬ配役を要求したことで、ベームは一切紛らわしさのないスタイルを確立したが、それはことにモーツァルトとリヒャルト・シュトラウスの上演の際にはっきりと現れるのだった」と指摘し、ギューデンはその一員であったと述べている。なお、ベームが指名した歌手には他にマリア・ライニング、マリア・チェボターリ、リーザ・デラ・カーザ、クリスタ・ルートヴィヒ、レオニー・リザネク、ヨーゼフ・グラインドル、ヴァルター・ベリー、ジェームズ・キング、グンドゥラ・ヤノヴィッツ、エディタ・グルベローヴァらがいる[5]。
出典
- ^ a b c d e f 黒田恭一「ギューデン Hilde Güden」『音楽大事典』第2巻、1982年、696頁。
- ^ a b c d e f g h i ドミニク・オスファテール「ギューデン, ヒルデ」『ラルース世界音楽人名事典』1989年、257頁、ISBN 4-8288-1602-X。
- ^ a b c d e Harold Rosenthal; Alan Blyth. “Gueden, Hilde”. Grove Music Online. doi:10.1093/gmo/9781561592630.article.11916. 2024年2月27日閲覧。
- ^ リチャード・オズボーン 著、木村博江 訳『ヘルベルト・フォン・カラヤン 下』白水社、2001年、90頁。ISBN 4-560-03847-3。
- ^ a b フランツ・エンドラー 著、高辻知義 訳『カール・ベーム』新潮社、1983年、232頁。ISBN 4-10-516201-2。
- 1 ヒルデ・ギューデンとは
- 2 ヒルデ・ギューデンの概要
- 3 外部リンク
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