コルトスタジアムとは? わかりやすく解説

コルト・スタジアム

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2025/08/18 08:26 UTC 版)

コルト・スタジアム
Colt Stadium
施設データ
所在地 Houston, Texas
開場 1962年4月10日
閉場 1964年9月27日
所有者 ハリス郡
グラウンド 天然芝
建設費 200万ドル
設計者 不明
建設者 不明
使用チーム • 開催試合
ヒューストン・コルト45's(開場 - 閉場)
収容人員
33,000人
グラウンドデータ
球場規模 左翼 - 360 ft (約109.7 m
左中間 - 395 ft (約120.4 m)
中堅 - 420 ft (約128.0 m)
中堅最深部 - 427 ft (約130.1 m)
右中間 - 395 ft (約120.4 m)
右翼 - 360 ft (約109.7 m)
バックネット - 60 ft (約18.3 m)
フェンス 両翼 - 8 ft (約2.4 m)
中堅 - 30 ft (約9.1 m)

コルト・スタジアムColt Stadium)は、アメリカ合衆国テキサス州ヒューストンにかつて存在した野球場MLB球団のヒューストン・コルト45's(現在のヒューストン・アストロズ)が1962年から1964年までの3年間、本拠地として使用していた[1]

1962年のエクスパンションによって創設されたヒューストン・コルト45'sは、夏季が高温多湿なヒューストンで観客動員数を採算ラインに乗せるために必須となる屋内球場の建設に同年から取り掛かった。新球場完成まで使用する球場として、前年の1961年に解散したMiLB球団のヒューストン・バッファローズ英語版が本拠地として使用していた、収容人員14,000人のバッファロー・スタジアム英語版スタンドを増設するという手もあったが、屋内球場建設予定地の北隣に仮設の屋外球場を新設することとなり、収容人員33,000人のコルト・スタジアムが開場した[1]

夏季は高温多湿に加えて、の大量発生にも悩まされた。1試合で100人以上が医務室に運ばれたことや、ビールよりも虫除けスプレーが売れたこともあった[1]

1964年9月22日にサンフランシスコ・ジャイアンツ村上雅則が当球場で初セーブを挙げた。

1965年に完成した世界初のドーム球場アストロドームと命名され、チーム愛称もアストロズと改称された。役目を終えたコルト・スタジアムは、その後しばらく練習場や資材置き場に使われていたが[1]、1960年代後半にリーガ・メヒカーナ・デ・ベイスボルの球団に10万ドルで売却され、メキシコドゥランゴ州ゴメス・パラシオに移設された。跡地はアストロドームの駐車場になった。

脚注

  1. ^ a b c d アメリカ野球雑学概論 「仮設球場」での3シーズン『週刊ベースボール』2011年12月12日号、ベースボール・マガジン社、2011年、雑誌20442-12/12, 82頁。
前本拠地:
n/a
-
ヒューストン・アストロズの本拠地
1962 - 1964
次本拠地:
アストロドーム
1965 - 1999




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