コモン・オパール
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/03/15 15:58 UTC 版)
コモン・オパールは遊色がなく、石の地色しか見えない。そのため、宝石としての価値が低い。 ミルキーオパールは乳白色から緑がかった青色で、色がきれいなものは宝石として扱われる。他に珍重されるコモン・オパールは、玉滴石(hyalite)、乳珪石(Menilite)、間欠石(geyserite)、木蛋白石(wood opal)などがある。 玉滴石 … 岩石の表面に球状に付着して産出するものを、玉滴石(ぎょくてきせき、hyalite)という。紫外線を照射すると蛍光を発するものがある。日本では飛越地震の際に立山温泉の新湯とともに噴出したことがある(発見後すぐに採り尽され、深く掘ったために温泉が打たせ湯になったという)現在でも玉滴石の沈殿は生成されているが、明治時代の透明な玉滴石は産出していない。なお、立山カルデラ砂防博物館には採掘された玉滴石が展示されている。 木蛋白石 … 堆積岩中に埋没した樹木の幹や動物の遺骸と交代したものがあり、樹と交代したものを木蛋白石 (wood opal) という。研磨するときれいな木目がでることから珍重されている。 「火」が見えるプレシャス・オパール 地色しか見えないコモン・オパール
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