コドモは悪くないククロサ
作者西尾維新
収載図書ニンギョウがニンギョウ
出版社講談社
刊行年月2005.9
シリーズ名講談社ノベルス
コドモは悪くないククロサ
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/07/23 14:51 UTC 版)
「ニンギョウがニンギョウ」の記事における「コドモは悪くないククロサ」の解説
5年ぶりに「私」が目覚めると、十一番目の妹が来客があることを告げる。「私」は十四番目の妹が作っていた「私」の脳髄のスープを食した後玄関口へ向かい、扉を開けると熊の少女が待っていた。どうしたのかと「私」が尋ねると熊の少女は「一緒に来てほしい」と言い、無人駅へ「私」を引っ張っていった。やってきた電車ではない何かに乗って出立すると、ようやく熊の少女は言葉学園商店街なる場所へ買い物に行くことを告げた。 言葉学園商店街を歩いていると、熊の少女は喪失感を買いに来たと説明する。店に着くと本棚に脳髄が並べられていた。そこで「私」は朝食の脳髄のスープが自身の喪失感ではないかということに思い至る。購入するまでもなく、「私」はすでに喪失感を得ていたのだった。 熊の少女は自身の3倍はあろうかという量の脳髄を購入していた。「私」が自分は何のために連れてこられたのかと聞くと、熊の少女は荷物持ちだと答えた。
※この「コドモは悪くないククロサ」の解説は、「ニンギョウがニンギョウ」の解説の一部です。
「コドモは悪くないククロサ」を含む「ニンギョウがニンギョウ」の記事については、「ニンギョウがニンギョウ」の概要を参照ください。
- コドモは悪くないククロサのページへのリンク