ココモ_(バンド)とは? わかりやすく解説

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ココモ (バンド)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2025/04/22 15:08 UTC 版)

ココモ
Kokomo
出身地 イングランド
ジャンル ファンク
活動期間 1973年 - 1976年1982年
レーベル CBSレコード
共同作業者 アルヴィン・リー
ボブ・ディラン
旧メンバー ニール・ハバード
アラン・スペナー
トニー・オマリィ
メル・コリンズ
ジミー・ミューレン
テリー・スタンナード
ジョディ・リンスコット
フランク・コリンズ
ダイアン・バーチ
パディ・マクヒュー
ジョン・サスウェル
トニー・ベアード

ココモ(Kokomo)は、イギリスファンクバンドアヴェレイジ・ホワイト・バンドと並ぶ、1970年代英国ファンクの代表的バンドの一つ。

来歴

ジョー・コッカーのバック・バンドとしても知られるグリース・バンドで活動していたニール・ハバードとアラン・スペナーが、アライヴァルというリヴァプール出身のバンドのメンバーと合流して、1973年5月に結成された。バンド名は、アレサ・フランクリンが1972年に発表した楽曲「ファースト・スノウ・イン・ココモ」にちなんでいる[1]1974年にはアルヴィン・リーのライブでバックを務めた。この時共演したメル・コリンズ(元キング・クリムゾン)も、ほどなくココモの正式メンバーとなった。

1975年クリス・トーマスのプロデュースによるデビュー・アルバム『ファンキー・マシーン★ココモ1号』を発表。同作は、本国イギリスではチャート・インを果たせなかったが、アメリカではビルボードのR&Bチャートで34位、総合チャートのBillboard 200では159位に達した[2]。1975年7月28日には、ボブ・ディランのアルバム『欲望』のためのレコーディング・セッションにバンド全員が参加するが、この日の録音のうち『欲望』に収録されたのは「ドゥランゴのロマンス」だけで、他の5曲はアウトテイクとなった[3]

その後、メンバー・チェンジを経てバンドは8人編成となる。1976年マイアミ録音のセカンド・アルバム『ライズ・アンド・シャイン』を発表するが、同作を最後にココモは一度解散した。

1982年、再結成アルバム『ココモ』発表。その後も断続的に再結成されるが、中心人物の一人アラン・スペナーは1991年に死去。

メンバー

オリジナル・メンバー

その他

  • ジョン・サスウェル – ドラムス、『ライズ・アンド・シャイン』に参加
  • トニー・ベアード – ドラムス、『ココモ』に参加

ディスコグラフィ

アルバム

  • 『ファンキー・マシーン★ココモ1号』 - Kokomo (1975年)
  • 『ライズ・アンド・シャイン』 - Rise and Shine! (1976年)
  • 『ココモ』 - Kokomo (1982年)
  • 『ライヴ・イン・コンサート』 - Live in Concert, 1975 (1998年)
  • 『トゥ・ビー・クール』 - To Be Cool (2004年) ※1974年のデモ録音を収録
  • 『Live at The Venue...1981』 (2014年) ※ココモの公式サイトのみで販売。廃盤

脚注

  1. ^ 『トゥ・ビー・クール』イギリス盤CD(Hux Records, HUX058)英文ライナーノーツ(David Coleman & Nigel Cross、2004年6月)
  2. ^ Kokomo - Awards : AllMusic
  3. ^ ボブ・ディラン『欲望』日本盤CD(MHCP 812)ライナーノーツ(菅野ヘッケル、2003年)



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