ゲタリア産
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2019/11/07 08:06 UTC 版)
ゲタリア産チャコリは、バスク語ではGetariako Txakolinaと、スペイン語ではChacolí de Guetariaと呼ばれる。ギプスコア県にあるゲタリア、サラウツ、アイア周辺の小地域で栽培される種類であり、非常に淡い黄色や緑色をしている。1989年にチャコリとして初めてDO認定を受け、DO認定以来、栽培面積は60ヘクタールから177ヘクタールに増加している。この地域では年間900,000リットルが製造され、過酷な大西洋岸の天候からブドウを保護するため、主に南東向きの斜面で生産されている。他地域とは異なり、ゲタリア産チャコリは多くの品種が栽培され、チャコリ用ブドウは蔓棚方式で成長する。この方式では、ブドウは地表面からかなり高い場所で栽培され、微気候を改善するために、ブドウの葉が天蓋のような連続した日陰を形成する。白の品種はオンダラビ・スリ(白オンダリビ)が使用され、赤の品種はオンダリビ・ベルツァ(黒オンダリビ)が使用される。近年では、ギプスコア県の他の町もこのDO認定の下にチャコリ製造を始めており、オリオ、スマイア、アラサーテ/モンドラゴン、エイバル、ムトリク、デバ、セストア、オンダリビア、ビリャボナ、ウルニエタ、オニャティ、ベイサマ、セライン、オラベリアなどで栽培が取り組まれている。
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