ケーソンの水平維持
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2020/11/21 02:46 UTC 版)
「ファルカーク・ホイール」の記事における「ケーソンの水平維持」の解説
2つのケーソンはホイールの回転と等しい速度で、しかも船や水がひっくり返らないよう、水平を維持するように逆方向に回転しなければならない。 ケーソンそれぞれの両端には、8メートルの穴の内側で動く環があり、これによってケーソンが回転する。これは直径8メートルの歯車が3つと、小さな公転する歯車2つ(すべて外歯)の組み合わせによってコントロールされている。中央の大きな歯車は固定された太陽歯車として機能する。これは機械室の端に軸を覆う形で取り付けられており、回転しないよう基礎に固定されている。2つの公転する歯車は腕の途中に取り付けられ、遊星歯車として機能する。モーターがホイールを回すと、腕が動くのに合わせて太陽歯車にかみ合っている遊星歯車が、ホイールよりも速く同方向に回転する。遊星歯車にかみ合っている、ケーソン終端の大きな環状の歯車はホイールと同じスピードで逆方向に回転する。これによって腕自体の回転が打ち消され、ケーソンは規制されたまま完全に水平を保つのである。
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