グリーヴァス・エンジェルとは? わかりやすく解説

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グリーヴァス・エンジェル

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2017/07/06 13:46 UTC 版)

グリーヴァス・エンジェル
グラム・パーソンズスタジオ・アルバム
リリース
録音 1973年 カリフォルニア州 Wally Heider Studios
ジャンル カントリーロック
時間
レーベル リプリーズ・レコード
プロデュース グラム・パーソンズ
専門評論家によるレビュー
チャート最高順位
  • 195位(アメリカ[1]
グラム・パーソンズ 年表
GP
(1973年)
グリーヴァス・エンジェル
(1974年)
スリープレス・ナイツ
(1976年)
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グリーヴァス・エンジェル』(Grievous Angel)は、アメリカ合衆国カントリーロック・ミュージシャン、グラム・パーソンズの2作目のスタジオ・アルバム。パーソンズは1973年に死去しており、翌1974年に遺作として発表された。

背景

前作『GP』発表に伴うツアーの後に本作のレコーディングが行われ、1973年夏の終わりにはアルバムが完成した[2]。『GP』にも参加したジェームズ・バートンTCBバンド英語版のメンバーやエミルー・ハリスに加えて、本作にはリンダ・ロンシュタット等も参加している。

しかし、レコーディング終了後に休暇を取っていた折の1973年9月19日、パーソンズはモルヒネテキーラの過剰摂取により死去する[2]。なお、本作のセッションでアウトテイクとなった「Brand New Heartache」(エヴァリー・ブラザーズのカヴァー)、「The Angles Rejoined Last Night」、「Sleepless Nights」の3曲は、コンピレーション・アルバム『スリープレス・ナイツ』(1976年)に収録された[3]

評価・影響

Billboard 200では195位に達し、2013年現在、パーソンズのソロ・アルバム唯一のチャート・インである[1]

音楽評論家のMark Demingはオールミュージックにおいて5点満点を付け、「ソロ・デビュー作ほど野心的でもまとまった作品でもないが、いわば『GP』は偉大なアルバムである一方、『グリーヴァス・エンジェル』は本当にとても良い作品である」と評している[4]。『ローリング・ストーン』誌が選出したオールタイム・グレイテスト・アルバム500では425位にランク・イン[5]

収録曲

  1. リターン・オブ・ザ・グリーヴァス・エンジェル - Return of the Grievous Angel (Gram Parsons, Thomas Brown) - 4:19
  2. ハーツ・オン・ファイア - Hearts on Fire (Walter Egan, Tom Guidera) - 3:50
  3. アイ・キャント・ダンス - I Can't Dance (Tom T. Hall) - 2:20
  4. ブラス・ボタンズ - Brass Buttons (G. Parsons) - 3:27
  5. $1000ウェディング - $1000 Wedding (G. Parsons) - 5:00
  6. メドレー・ライヴ・フロム・ノーザン・ケベック - Medley Live from Northern Quebec
    • (a) キャッシュ・オン・ザ・バレルヘッド - Cash on the Barrelhead (Charlie Louvin, Ira Louvin) - 2:12
    • (b) ヒッコリー・ウィンド - Hickory Wind (G. Parsons, Bob Buchanan) - 4:15
  7. ラヴ・ハーツ - Love Hurts (Boudleaux Bryant) - 3:40
  8. ウー・ラスヴェガス - Ooh Las Vegas (G. Parsons, Ric Grech) - 3:29
  9. イン・マイ・アワー・オブ・ダークネス - In My Hour of Darkness (G. Parsons, Emmylou Harris) - 3:42

参加ミュージシャン

脚注




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