グリンツァーネ・カヴール城
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「ピエモンテのブドウ畑の景観:ランゲ=ロエーロとモンフェッラート」の記事における「グリンツァーネ・カヴール城」の解説
グリンツァーネ・カヴールは、イタリア統一運動で重要な役割を演じることになるカヴール伯爵が、それ以前に首長(在任1832年 - 1849年)を務めていたコムーネである。カヴール伯爵はイタリア統一の功労者というだけでなく、ワイン生産に関して新技術の導入を推進した人物でもあった。その近隣に位置するグリンツァーネ・カヴール城はかつてカヴール伯爵の居城であったが、現在は民俗学博物館になっており、伯爵の私物が遺されているほか、寝室・食堂はカヴール伯爵が使っていた頃の様子が再現されている。 グリンツァーネ・カヴール城そのものと周辺のブドウ畑が世界遺産の登録対象になっている。それらが構成資産に含まれた理由は、この城は19世紀において、ブドウ栽培やワイン製造の技術改良が行われ、品質の向上に寄与した場所だという点にある。城には州立エノテーカが併設されているが、これは1967年に設立された最古の州立エノテーカである。
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