グラム陰性細菌のリボソームS1タンパク質
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2017/02/10 07:50 UTC 版)
「シャイン・ダルガノ配列」の記事における「グラム陰性細菌のリボソームS1タンパク質」の解説
グラム陰性菌ではリボソームが開始コドンをセットするのにSD配列の存在が必須ではない。例えば16SrRNAからアンチSD配列を欠失させても、翻訳がほかの場所からは開始されないということが示された。さらにmRNAにSD配列をもっていない原核生物はずいぶん多い。それではmRNAの開始位置にリボソームを引きつける主要なものは何かというと、どうやらリボソームタンパク質S1のようだ。このタンパク質は多くの原核生物mRNAの開始コドン15〜30ヌクレオチド上流にあるAUリッチな配列に結合する。ただし、S1はグラム陰性菌だけでなくグラム陽性菌でも同定されている。
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