クラリオン郡 (ペンシルベニア州)とは? わかりやすく解説

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クラリオン郡 (ペンシルベニア州)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2025/06/29 09:40 UTC 版)

ペンシルベニア州クラリオン郡
クラリオンにあるクラリオン郡庁舎
郡のペンシルベニア州内の位置
州のアメリカ合衆国内の位置
設立 1839年3月11日
郡庁所在地 クラリオン
最大都市 クラリオン
面積
 - 総面積
 - 陸
 - 水

1,577 km2 (609 mi2)
1,559 km2 (602 mi2)
18 km2 (7 mi2), 1.07%
人口
 - (2010年)
 - 密度

39,988人
25.6人/km2 (66人/mi2)
標準時 東部: UTC-5/-4
ウェブサイト www.co.clarion.pa.us

クラリオン郡: Clarion County)は、アメリカ合衆国ペンシルベニア州の西部に位置するである。2010年国勢調査での人口は39,988人であり、2000年の41,765人から4.3%減少した[1]郡庁所在地はクラリオン・ボロ(人口5,276人[2])であり、同郡で人口最大の町でもある。クラリオン郡は1839年3月11日にベナンゴ郡アームストロング郡の一部を合わせて設立された。郡の全体がピッツバーグ・メディア市場に入っている。

地理

アメリカ合衆国国勢調査局に拠れば、郡域全面積は609平方マイル (1,577.3 km2)であり、このうち陸地602平方マイル (1,559.2 km2)、水域は7平方マイル (18.1 km2)で水域率は1.07%である[3]

隣接する郡

州立公園

  • クック森林州立公園(部分)

政治

クラリオン郡はアメリカ合衆国下院議員ペンシルベニア州第5選挙区に属し、2013年時点では共和党議員を選出している。ペンシルベニア州議会上院では第21に属しており、下院では第63選挙区に属している。2013年時点では共に共和党員を選出している。

人口動態

人口推移
人口
1850 23,565
1860 24,988 6.0%
1870 26,537 6.2%
1880 40,328 52.0%
1890 36,802 −8.7%
1900 34,283 −6.8%
1910 36,683 7.0%
1920 36,170 −1.4%
1930 34,531 −4.5%
1940 38,410 11.2%
1950 38,334 −0.2%
1960 37,480 −2.2%
1970 38,414 2.5%
1980 43,362 12.9%
1990 41,699 −3.8%
2000 41,765 0.2%
2010 39,988 −4.3%
[4][5]

以下は2000年国勢調査による人口統計データである。

基礎データ

  • 人口: 41,765人
  • 世帯数: 16,052 世帯
  • 家族数: 10,738 家族
  • 人口密度: 27人/km2(69人/mi2
  • 住居数: 19,426軒
  • 住居密度: 12軒/km2(32軒/mi2

人種別人口構成

先祖による構成

  • ドイツ系:45.0%
  • アメリカ人:10.3%
  • アイルランド系:9.8%
  • イタリア系:6.7%
  • イギリス系:6.2%

年齢別人口構成

  • 18歳未満: 21.6%
  • 18-24歳: 15.4%
  • 25-44歳: 25.2%
  • 45-64歳: 22.7%
  • 65歳以上: 15.2%
  • 年齢の中央値: 36歳
  • 性比(女性100人あたり男性の人口)
    • 総人口: 93.3
    • 18歳以上: 90.4

世帯と家族(対世帯数)

  • 18歳未満の子供がいる: 28.6%
  • 結婚・同居している夫婦: 54.9%
  • 未婚・離婚・死別女性が世帯主: 8.4%
  • 非家族世帯: 33.1%
  • 単身世帯: 26.0%
  • 65歳以上の老人1人暮らし: 11.3%
  • 平均構成人数
    • 世帯: 2.46人
    • 家族: 2.95人
クラリオン郡の自治体、ボロは赤、タウンシップは白

都市と町

ペンシルベニア州法の下では4種類の自治体がある。市、ボロ、タウンシップ、町である。

ボロ

  • カレンズバーグ
  • クラリオン - 郡庁所在地
  • イーストブラディ
  • エムレントン(大半はベナンゴ郡)
  • フォックスバーグ
  • ホーソーン
  • ノックス
  • ニューベスレヘム
  • ライマーズバーグ
  • シッペンビル
  • スライゴ
  • セントピーターズバーグ
  • ストラッタンビル

タウンシップ

  • アシュランド
  • ビーバー
  • ブラディ
  • クラリオン
  • エルク
  • ファーミントン
  • ハイランド
  • ノックス
  • リッキング
  • ライムストーン
  • マディソン
  • ミルクリーク
  • モンロー
  • ペイント
  • ペリー
  • パイニー
  • ポーター
  • レッドバンク
  • リッチランド
  • セイラム
  • トビー
  • ワシントン

国勢調査指定地域

  • クラウン
  • リーパー
  • マリアン
  • タイラーズバーグ
  • ボウィンケル

教育

クラリオン郡教育学区の区分図

高等教育機関

  • クラリオン・ペンシルベニア大学

公共教育学区

  • アレゲニー・クラリオンバレー教育学区
  • アームストロング教育学区
  • クラリオン地域教育学区
  • クラリオン・ライムストーン地域教育学区
  • キーストン教育学区
  • 北クラリオン郡教育学区
  • レッドバンクバレー教育学区
  • ユニオン教育学区

郡内にある8教育学区は児童生徒数が少ない。ペンシルベニア州教育省は2019年まで着実に減り続けると予測している。クラリオン地域教育学区、クラリオン・ライムストーン地域教育学区、北クラリオン郡教育学区を合併した新しい学区でも2,500人となる。ユニオン教育学区、キーストン教育学区さらにペリー・タウンシップとリッチランド・タウンシップを合わせた新しい学区も2,000人以下となる。学区の統合で費用の掛かる事務所と管理官を削ることができる。住民にとっては税金の必要性を制御することで、管理官、雇員、教師の恩給を捻出することができるようになる。

今後10年間で児童生徒数は8%減少すると予測されている。最も減少するのは州西部であり、16%減少の可能性がある。西部の小学校では40%以上が、中等教育校では60%以上がかなりの減少が見込まれ、15%以上となっている[6]。児童生徒数が減少すれば、一人当たりの管理費用が上がり続けることになる。

ペンシルベニア州は教育学区の数が501あり、国内でも多い方の州である。教育学区の80%は児童生徒数が5,000人以下であり、40%は2,000人以下である。2007年時点で1,250人未満の教育学区が95あった[7]。その結果、管理部門が肥大化し、教育の多様化に対応できていない[8]。小さな教育学区の監督官88人を調査し、回答のあった49人の42%が、学区の統合で学校を閉鎖せずに費用を削減できると考えていた[9]

ペンシルベニア州の資産税は全国と比較して高率である。税基金に拠れば、2008年で、住宅価格に対する資産税の課税率が1.34%で国内第11位、収入に対する比率では3.55%で国内第12位だった[10]

中間管理機関

郡内の公共教育学区と私立学校は、特殊教育と職業開発を担当するリバービュー中間管理機関6号の支援を受けている。

職業訓練校

  • クラリオン郡職業訓練校、シッペンビル

私立学校

  • アレクサンダー・アーミッシュ学校 - ビーナス
  • ベアラン学校 - ノックス
  • クライスツ・ドミニオン・アカデミー - サマービル
  • クラリオン中央学校 - クライオン
  • カウンティ・コーナー - ノックス
  • ディアビュー学校 - メイポート
  • イマキュレイト・コンセプション学校 - クラリオン
  • リトルバード・プレスクール - ニューベスレヘム
  • メドウビュー・アーミッシュ学校 - ノックス
  • ニューベスレヘム・メノナイト学校 - ニューベスレヘム
  • シャディヌーク・アーミッシュ学校 - スライゴ
  • セントジョセフス学校 - ルシンダ
  • ザケラル・アーミッシュ学校 - ビーナス

著名な出身者

脚注

  1. ^ Quickfacts.census.gov - Clarion County - accessed 2011-12-06.
  2. ^ Quickfacts.census.gov - Clarion, Pennsylvania - accessed 2011-12-06.
  3. ^ Census 2010 U.S. Gazetteer Files: Counties”. United States Census. 2013年4月13日閲覧。
  4. ^ http://factfinder2.census.gov
  5. ^ http://mapserver.lib.virginia.edu/
  6. ^ "Research Analyzes Rural School District Enrollment and Building Capacity", The Center for Rural Pennsylvania. October 2009
  7. ^ Pennsylvania Legislative Budget and Finance Committee, Study of the Cost Effectiveness of Consolidating Pennsylvania School Districts, 2007.
  8. ^ Rendell, E. & Soderberg, M. (2009). Pennsylvania school district consolidation. 2009-10 Executive Budget Fast Facts. Pennsylvania Office of the Governor.
  9. ^ Study of the cost-effectiveness of consolidating Pennsylvania districts. New York: Standard & Poor’s School Evaluation Services. 2007, p. 6.
  10. ^ New Census Data on Property Taxes on Homeowners, Tax Foundation, September 22, 2009.

外部リンク

座標: 北緯41度11分 西経79度25分 / 北緯41.19度 西経79.42度 / 41.19; -79.42




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