クラップウェア
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2020/10/27 11:20 UTC 版)
プリインストールソフトウェアは、製品であるコンピュータを使うユーザーに何がしかの利便性を与えたり、またアプリケーションソフトウェアメーカーが提供する試供品的な宣伝媒体ともなりうるが、その一方でユーザーが望まない、あるいは導入されていることでユーザーに不便(マシンリソースを浪費したりブートに時間が掛かるようになったりする)を強いるものも存在する。これらは、一種の宣伝として機能するため、コンピュータメーカーに(ソフトウェアメーカーからの)収入が発生するために導入されているという。 これらの不要なソフトウェアはクラップウェア(英: crapware・意訳すると「ごみウェア」とも)と呼ばれ、プリインストールの形で、ともすればオペレーティングシステムに深く組み込まれた形でメーカー製パソコンなどに含まれているが、この中にはスパイウェア的な挙動でユーザーに不信感を与えるものすら存在する。 こういったソフトウェアは、従来パソコンなどに顕著な問題であったが、近年では高度化しアプリケーションソフトウェア実行環境を備えるスマートフォンにも広まりを見せている。スマートフォンにおいては、システム組み込みで容易に除去できず、アンインストールの手段が十分に提供されていないため、問題視されている。
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