クラックの仕組み
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/07/27 16:30 UTC 版)
ファーミングは2段階よりなる。 DNSの書き換えDNSサーバの内部のアドレス情報を書き換える。たとえば、ウィキペディア日本語版"http://ja.wikipedia.org"のwebサーバの持つIPアドレスは2007年11月現在では "66.230.200.100"であるが、この番号が"207.171.191.131"に書き換えられるとWikipediaを見るつもりでもインターネット書店の"Amazon.co.jp"が開いてしまう。 コンピュータ・ウイルスやWindows付属のブラウザであるInternet Explorerの脆弱性を利用した攻撃などでDNSの情報が書き換えられる。DNSへのIPアドレスが偽DNSのものに書き換えられる場合もある。 偽画面での個人情報の入手クラッカが用意した不正なサーバに誘導されれば、被害者は偽画面とは知らずに不用意に個人情報を渡してしまうかもしれない。例えばAMEXやVISAのようなクレジット・カード会社のページや銀行のページを偽装したサイトに、口座番号とパスワードを入力してしまう。本物のページのコピーをそのまま偽画面に貼り付けるだけで、まず偽画面とは気付かれない。
※この「クラックの仕組み」の解説は、「ファーミング」の解説の一部です。
「クラックの仕組み」を含む「ファーミング」の記事については、「ファーミング」の概要を参照ください。
- クラックの仕組みのページへのリンク