ギネスの泡はなぜ沈む
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/07/29 04:33 UTC 版)
バーでは長きに渡り、ギネス・カスケード、すなわちギネスの泡がグラスの中で沈むように見えることが議論の的になってきた。 この効果は抗力のためである。つまり、グラスの壁に触れた泡は上方向の速度が遅くなるが、その一方グラスの中心部の泡は液面まで自由に上昇できるので、上向きの泡の柱ができる。上昇する泡は周囲の液体の気液同伴によって上向きの水流を作る。中心部のビールが上昇するので、グラスの外側近くのビールは下向きに流れる。この下方への流れがガラスの近くの泡を底に向かって押す。この効果はどんな液体でも起こるが、暗い色をした窒素スタウトでは、暗い色の液体と軽い色をした泡の対比のために特に目立つのである。
※この「ギネスの泡はなぜ沈む」の解説は、「ギネス」の解説の一部です。
「ギネスの泡はなぜ沈む」を含む「ギネス」の記事については、「ギネス」の概要を参照ください。
- ギネスの泡はなぜ沈むのページへのリンク