キンオニクワガタ Prismognathus dauricus (Motschulsky, 1860)
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/05/02 09:04 UTC 版)
「オニクワガタ属」の記事における「キンオニクワガタ Prismognathus dauricus (Motschulsky, 1860)」の解説
日本以外では東シベリア・中国東北地方・朝鮮半島・済州島に分布し、日本では対馬に生息する。オニクワガタよりも大きく30mm強にもなり、オニクワガタ属中最長。大アゴも直線的に、オニクワガタ属にしては比較的長く伸びる。名前に「キン」とあるが、艶があるため言われてみればそう見えなくもないものの、オウゴンオニクワガタ属のように金色というわけではない。寿命がとても短いとか、樹液には集まらないなどといわれているが、詳しい生態はわかっていない。生息地が対馬という離島に限定され、そのうえスギ、ヒノキの植林の進行により、食樹がすさまじい勢いで失われている。準絶滅危惧(NT)(環境省レッドリスト)に指定されている。
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