金介屎とは? わかりやすく解説

Weblio 辞書 > 辞書・百科事典 > 百科事典 > 金介屎の意味・解説 

金介屎

(キム・ゲシ から転送)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2025/03/03 13:27 UTC 版)

金介屎
各種表記
ハングル 김개시
漢字 金介屎
発音: キム ゲシ
日本語読み: きん かいし
テンプレートを表示

金 介屎(きん かいし、キム ゲシ、ハングル김개시 生年不詳 - 1623年)は朝鮮王朝時代中期の官女。名前の「介屎」は朝鮮語の「犬の糞」である「ケトン 개똥」を漢語風にしたものである。

生涯

彼女の出自は一切不明であるが、野史(公式な記録以外に作成された歴史書)によると、1600年前後に宮廷に女官として入ったとされる。そこで当時、世子(セジャ)であった光海君に出会い、彼付きの女官となり、仕えることになる。やがて、光海君の父である宣祖の目に留まり、「聖恩」(ソンウン、寵愛)を受け、特別尚宮(トクピョルサングン)になる(以後、「金尚宮」と呼ばれることになる)。

その後、金介屎は光海君を王位に就けるべく、光海君を支援する勢力と手を結び、反対勢力を退け、光海君即位後も宣祖の唯一の嫡子である永昌大君を死に追いやり、その母である仁穆王后を失脚、幽閉させることに成功した。しかし、1623年に起きた仁祖反正で一転し、主君である光海君は廃位され、彼女は李爾瞻らと共に処刑された。

参考資料

  • 『朝鮮王朝史 上』李成茂著、日本評論社 2006年

金介屎が登場する作品

テレビドラマ



英和和英テキスト翻訳>> Weblio翻訳
英語⇒日本語日本語⇒英語
  

辞書ショートカット

すべての辞書の索引

「金介屎」の関連用語

金介屎のお隣キーワード
検索ランキング

   

英語⇒日本語
日本語⇒英語
   



金介屎のページの著作権
Weblio 辞書 情報提供元は 参加元一覧 にて確認できます。

   
ウィキペディアウィキペディア
All text is available under the terms of the GNU Free Documentation License.
この記事は、ウィキペディアの金介屎 (改訂履歴)の記事を複製、再配布したものにあたり、GNU Free Documentation Licenseというライセンスの下で提供されています。 Weblio辞書に掲載されているウィキペディアの記事も、全てGNU Free Documentation Licenseの元に提供されております。

©2025 GRAS Group, Inc.RSS