キエフ総主教庁の「復活宣言」
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「フィラレート (キエフ総主教)」の記事における「キエフ総主教庁の「復活宣言」」の解説
2019年6月19日、フィラレートは「会議」を召集し、ウクライナ正教会・キエフ総主教庁の「復活」を一方的に宣言した。 フィラレートはその理由について、「(2018年)12月15日にコンスタンティノープル総主教庁の会議があり、そこにはキーウ(キエフ)府主教区も加わっていたため、私たちは(ウクライナ正教会独立の文書)『トモス』を得るために、形式的にキーウ聖庁の存在を諦めねばならなかった。今回の会議で、私たちはこのキーウ聖庁の廃止を無効化した」と発言した上で、今回の「会議」にてキーウ聖庁の存在を確定させたと発言した。 これに対して、ウクライナ正教会は同日発表した声明で、フィラレートが招集したいわゆる「会議」は意味のないものであり、法的な効力を一切持たないと宣言したほか、フィラレートをウクライナ正教会の構成員として残すとしながらも、キーウ(キエフ)教区を管理する権利を剥奪する決定を6月24日に下した。
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