カレン・アームストロングと「枢軸時代」
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/11 14:32 UTC 版)
「枢軸時代」の記事における「カレン・アームストロングと「枢軸時代」」の解説
宗教史家カレン・アームストロング(en)は、自著『大変革』(The Great Transformation)において、「枢軸時代」と称される時代の考察をおこなっており、その理論は学術会議においても焦点でありつづけた。この語の用法はヤスパースの最初の叙述から拡充されており、彼女は17世紀以降の「啓蒙主義の時代」を「第二の枢軸時代」であると論じ、アイザック・ニュートン(1643-1727)やジークムント・フロイト(1856-1939)、そしてアルベルト・アインシュタイン(1856-1939)のような科学者、思想家がこれに含まれるとして、こんにちの宗教は枢軸時代の大変革における洞察に立ち戻る必要があると主張している。この対照性、すなわち宗教や俗事における伝統的な諸関係もしくは伝統的な思考法が変わりつつある相似的な対照性において、近代という時代は「新しい枢軸時代」として示唆されるとしている。
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