カミラ・レックバリとは? わかりやすく解説

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カミラ・レックバリ

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/09/04 18:04 UTC 版)

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カミラ・レックバリ
ゴールデン・ビートル賞授賞式にて(2013年)
誕生 (1974-08-30) 1974年8月30日(47歳)
フィエルバッカ
職業 推理作家
国籍  スウェーデン
活動期間 2003年 -
ジャンル 推理小説
代表作 エリカ&パトリック事件簿
デビュー作 氷姫
ウィキポータル 文学
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レックバリの出生地、フィエルバッカ

カミラ・レックバリJean Edith Camilla Läckberg Eriksson1974年8月30日 - )は、スウェーデン小説家

スウェーデン西海岸のブーヒュースレーン地方のフィエルバッカで生まれた。現在、夫と3人の子どもとストックホルムに在住。

経歴

幼い頃から父の本棚にあった犯罪小説(推理小説)を好んで読み、ゴブリンが登場する作品などを書いていた。

ヨーテボリ大学経済学部を卒業後、ストックホルム南部の町に引越し、作家を目指しながらエコノミストとして数年働いた後に、「エリカ&パトリックシリーズ」でデビュー。デビュー前に夫と両親からクリエイティブ・ライティングのコースをクリスマスプレゼントとして貰い、受講した。当時の夫とは後に離婚した。

2005年、自身の本の刊行記念パーティーで後の夫、マーティン・メリンと出会い、2010年に結婚(レックバリにとっては再婚)。メリンは本国のリアリティー番組"Expedition Robinson"2009年の優勝者である。

評価

スウェーデン本国では、シリーズ4作が合計400万部の売り上げを記録し、1970年代の推理小説シリーズ「マルティン・ベック」や2000年代ベストセラーミレニアム」を超える人気シリーズとなった。世界25カ国以上で翻訳されている。

物語のディテールや深みのあるキャラクター造形が特に賞賛されている。スウェーデンのアガサ・クリスティと呼ばれることがある。

2005年にSKTF賞の「今年の作家賞」を、翌2006年には国民文学賞を受賞した。

作品リスト

エリカ&パトリック事件簿
作家のエリカが幼なじみの刑事パトリックと捜査に関わるシリーズ。第1作『氷姫』は、テレビドラマ化され、映画化も決定している。日本では、集英社文庫より刊行されている。
# 邦題 原題 英語題 刊行年
刊行年月
ISBN 翻訳者 備考
1 氷姫 Isprinsessan The Ice Princess 2003年 2009年8月 ISBN 978-4-08-760584-6 原邦史朗 解説:穂井田直美
2 説教師 Predikanten The Preacher 2004年 2010年7月 ISBN 978-4-08-760607-2
3 悪童 Stenhuggaren The Stone Cutter 2005年 2011年3月 ISBN 978-4-08-760620-1 富山クラーソン陽子
4 死を哭く鳥 Olycksfågeln The Gallows Bird 2006年 2012年4月 ISBN 978-4-08-760643-0
5 踊る骸(むくろ) Tyskungen The Hidden Child 2007年 2013年4月 ISBN 978-4-08-760664-5 解説:池上冬樹
6 人魚姫 Sjöjungfrun The Drowning 2008年 2014年1月 ISBN 978-4-08-760681-2
7 霊の棲む島 Fyrvaktaren The Lost Boy 2009年 2014年10月 ISBN 978-4-08-760693-5 解説:杉江松恋
8 死神遊び Änglamakerskan The Angel Maker's Wife 2011年 2016年6月 ISBN 978-4-08-760722-2 解説:三橋暁
9 獣使い Lejontämjaren The Ice Child 2014年 2017年11月 ISBN 978-4-08-760741-3
10 魔女 Häxan The Girl in the Woods 2017年 2019年9月 ISBN 978-4-08-760759-8

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