カフカスルート
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/05/21 14:25 UTC 版)
ヘルシンキからサンクトペテルブルク、モスクワ、ボルゴグラードを経由してカスピ海北岸のアストラハンに至る。ここからカスピ海の西側のカフカース地方へ向かい(以上ロシア)、バクー(アゼルバイジャン)、アルメニア南部、ナヒチェヴァン自治共和国(アゼルバイジャンの飛び地)を通ってイランに入り、テヘランを経由してバンダレ・アッバースに至る。総延長は6,501km。 全線開業済みで、3,046km(47%)が複線化、2360km(36%)が電化されている。アゼルバイジャン領を2回通るため国境は5ヶ所あり、アゼルバイジャン・イラン国境で軌間が変わる。 なお、アゼルバイジャンのOsmanly-Novayaで現路線と分岐し、カスピ海西岸のアスタラ(英語版)を通ってイランのガズヴィーンで再び現路線に合流する案もある。アスタラ~ガズヴィーン間366kmが未開通であるが、開通すれば541kmの短縮となるほか、国境通過回数を3回減らすことができる。
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