カバヤ食品の移動動物園
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「移動動物園」の記事における「カバヤ食品の移動動物園」の解説
岡山の菓子メーカーであるカバヤ食品は1953年(昭和28年)に、推定年齢1歳のカバ「カバ子」をドイツから輸入、移動動物園として8年間に渡って全国を巡った。専用に改造したトラックで、架台はパイプで内部が見えるようになっており、駐車中であればそのままカバを観察できる構造になっていた。内部には飼育に必要なプールやシャワーも備えており、運転席からシャワーの操作ができるようになっていた。 なお、カバ子は大きくなりすぎてトラックに乗せられなくなったため、1955年に福岡県北九州市の到津遊園に寄贈された。その後「デカ」と名前を変え、石川県金沢市の金沢動物園にて仔を産み、後にいしかわ動物園で余生を送る。2010年8月5日永眠。推定年齢58歳は人間でいえば100歳を超える大往生に当たる。フランスのカバ協会によると、世界で2番目に長寿のカバである。 カバヤ食品のホームページ カバヤ歴史館 カバ子と移動動物園 北國新聞 - 国内最高齢のカバ「デカ」57歳 いしかわ動物園(2009-04-01) 詳細は「デカ (カバ)」を参照
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