カネボウからの営業譲受
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/17 02:56 UTC 版)
「クラシエホールディングス」の記事における「カネボウからの営業譲受」の解説
多額の債務超過で経営危機に陥った旧カネボウ株式会社(現:トリニティ・インベストメント株式会社)の事業のうち、日用品、医薬品、食品事業を継承した会社である。2006年5月1日にカネボウから営業を譲受し、カネボウ・トリニティ・ホールディングスを統括会社とする新カネボウグループ(現:クラシエグループ)としてスタートを切った。このときの営業譲渡に反発した旧カネボウの株主500名以上が集団で反対株主の株式買取請求権を行使して東京地方裁判所に申立てを行い、これを受けた東京地裁は、2008年、カネボウ側が提示した価格である162円の倍以上の360円を決定した事件は著名、その後頻発する同種事件の先駆けとなった。なお、旧カネボウとカネボウ・トリニティ・ホールディングスには資本関係はなく、完全に独立した別会社である。また、旧カネボウの主力事業だった化粧品事業については花王子会社となったカネボウ化粧品に譲渡され、「カネボウ」の商標権も同社に譲渡されている。
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