カッショクコクジャクとは? わかりやすく解説

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カッショクコクジャク

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2023/07/14 06:18 UTC 版)

カッショクコクジャク
カッショクコクジャク Polyplectron germaini
保全状況評価
NEAR THREATENED
(IUCN Red List Ver.3.1 (2001))
ワシントン条約附属書II類
分類
: 動物界 Animalia
: 脊索動物門 Chordata
亜門 : 脊椎動物亜門 Vertebrata
: 鳥綱 Aves
: キジ目 Galliformes
: キジ科 Phasianidae
: コクジャク属 Polyplectron
: カッショクコクジャク
P. germaini
学名
Polyplectron germaini Elliot, 1866
和名
カッショクコクジャク
英名
Germain's peacock-pheasant

カッショクコクジャク(褐色小孔雀、Polyplectron germaini)は、キジ目キジ科コクジャク属に分類される鳥類

分布

ベトナム固有種

形態

全長オス56cm、メス48cm。翼長オス18-20cm、メス16-18.5cm。体重オス0.5kg、メス0.4kg。頭頂の羽毛は伸長(冠羽)しない。全身は灰褐色の羽毛で被われ、褐色や黒の斑点が入る。背や尾羽基部の上面を被う羽毛(上尾筒)、尾羽には黄褐色に縁取られた眼状斑が入る。

眼の周囲には赤い皮膚が露出する。虹彩は褐色。嘴の色彩は黒褐色。後肢の色彩は灰黒色。

卵は長径4.5cm、短径3.5cm。オスは眼状斑が青緑色。メスは全身が褐色がかる。眼状斑は青く、背の眼状斑は菱形に並ぶ。

生態

標高1,500m以下にある常緑広葉樹林竹林二次林などに生息する。

繁殖形態は卵生。飼育下では3-4月に1回に2個の卵を産んだ例がある。抱卵期間は22日。

人間との関係

開発による生息地の破壊、狩猟などにより生息数は減少している。

関連項目

参考文献

  • 小原秀雄・浦本昌紀・太田英利・松井正文編著 『動物世界遺産 レッド・データ・アニマルズ4 インド、インドシナ』、講談社2000年、89、174頁。
  • 黒田長久、森岡弘之監修 『世界の動物 分類と飼育10-I (キジ目)』、東京動物園協会、1987年、120、177頁。

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