カジバ傘下でのモト・モリーニ
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「モト・モリーニ」の記事における「カジバ傘下でのモト・モリーニ」の解説
1988年、カジバ傘下でモト・モリーニは、V型72度二気筒エンジンを搭載した『DART350』を発売した。1989年には、ニューヨークで最後の耐久仕様『Coguaro』とクルージング仕様が350ccと500ccの排気量で発売された。ただしこれらは旧来のモデルを基礎とした拡張版で、新技術は特に盛り込まれていなかった。カジバは技術開発には消極的で、フランコ・ランベルティーニが設計した新しい60度エンジンにも興味を持たなかった。そのため、彼はモト・モリーニを去り、ピアジオ傘下のジレラに移籍してしまった。 この後のモト・モリーニは見る影も無かった。ベルガミ通りの工場は1993年に閉鎖され、『Excalibur』の生産はアゴスチーニ工場へ移された。1996年、モト・モリーニはドゥカティと一絡げにされてテキサス・パシフィック・グループに売却された。しかし、単なる投資ファンドだった彼らには、モト・モリーニを復活させようとする意志は微塵も無かった。
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