オゾン層の役割
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/03/10 07:17 UTC 版)
オゾン層は、太陽からの有害な波長の紫外線の多くを吸収し、地上の生態系を保護する役割を果たしている。 紫外線は波長によってUV-A (400–315 nm)、UV-B (315–280 nm)、UV-C(280 nm未満)に分類される。最も波長が短く有害なUV-Cは大気中のオゾン分子や酸素分子によって完全に吸収され、地表に届くことはない。UV-AとUV-Cの中間の波長を持つUV-Bは、そのほとんどがオゾン層によって吸収されるが、その一部は地表に到達し、皮膚の炎症や皮膚がんの原因となる。最も波長の長いUV-Aは、大半が吸収されずに地表に到達するが、有害性はUV-Bよりも小さい。UV-Aは、しわやたるみの原因になる。 「紫外線」も参照
※この「オゾン層の役割」の解説は、「オゾン層」の解説の一部です。
「オゾン層の役割」を含む「オゾン層」の記事については、「オゾン層」の概要を参照ください。
- オゾン層の役割のページへのリンク