エレギオンの荒廃と裂け谷の創設
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2020/03/19 08:01 UTC 版)
「エルロンド」の記事における「エレギオンの荒廃と裂け谷の創設」の解説
サウロンはエルフを支配することを望み、美しい姿を装った。そしてアンナタールを名乗り、多くの助言をたずさえてエルフたちを訪ね歩いた。しかしリンドンのギル=ガラドとエルロンドはかれをあやしみ、かれの正体を知らぬまま、かれの入国を拒否した。ギル=ガラドとエルロンドは、アンナタールを避けるよう他のエルフたちに忠告したが、耳を貸すものは少なかった。アンナタールの助言はほかのエルフにはよろこばれ、とくにエレギオンで歓迎された。サウロンはエレギオンの細工師たちを主導して、多くの力ある指輪を作らせた。サウロンはその一方で全ての指輪を支配する一つの指輪を作った。しかしいったんサウロンが一つの指輪を身に付けるとエルフたちはかれの正体に気づき、かれらの指輪をはずした。サウロンは全ての指輪を引き渡すよう要求したが、細工師たちの長ケレブリンボールの作った三つの指輪は隠された。サウロンは怒り、軍勢を集めてエレギオンを攻めた。ギル=ガラドはエルロンドをエレギオンへと送ったが、サウロンとの戦いによってエレギオンは荒廃し、ケレブリンボールも殺された。エルロンドは生きのこったエルフたちを集め、裂け谷の避難所を作った。サウロンはリンドンと裂け谷を包囲したが攻め落とすことが出来ず、そうするうちにヌーメノールの援軍が現れ、サウロンの軍勢は駆逐された。会議が開かれ、エリアドールの東におけるエルフの拠点は裂け谷におくこととなった。ギル=ガラドはエルフの三つの指輪のうち、風の指輪ヴィルヤをエルロンドにあたえ、かれを副摂政とした。
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