エリザヴェータ・フョードロヴナとバルバラ
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/02/01 09:50 UTC 版)
「マグダラのマリア教会」の記事における「エリザヴェータ・フョードロヴナとバルバラ」の解説
ロシア革命により殉教した2人の聖人であるロシア大公妃エリザヴェータ・フョードロヴナと、大公妃に付き従っていたロシア正教会の修道女であるバルバラ・ヤコブレバの聖遺物がマグダラのマリア教会におされめられており、教会で見ることができる。ヴィクトリア女王の孫娘であるエリザヴェータと夫のセルゲイ・アレクサンドロヴィチ大公はこの教会の奉献式に皇帝の名代として参加しており、エリザヴェータはそれ以来この教会を支援していた。 エリザヴェータとバルバラの遺骸は地下に安置されていたが、1981年にロシア正教会によってこの2名が列聖されたのを機に、教会の上の階に移された。1998年にはイギリス、ロンドンにあるウェストミンスター寺院にもエリザヴェータの像が建てられた。1990年に政治的状況が大きく変化したため、モスクワ総主教はロシア王室のメンバーを含む革命期の殉教者を顕彰すべきだと考え、エリザヴェータの殉教した聖人としての地位が1992年4月に確認された。
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