エラーメッセージの言語学
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/11/15 05:22 UTC 版)
「エラーメッセージ」の記事における「エラーメッセージの言語学」の解説
かつて、メモリは非常に貴重であり、エラーメッセージに貴重なメモリ容量を割くことは無駄と考えられていた。そのため、文法的には正しくないエラーメッセージも平気で使われていた。例えば "File not found" は "The file could not be found"(そのファイルは見つからなかった)という意味だが、後者ではメモリを2倍も使用する。 しかし、ムーアの法則に従ってメモリ容量は指数関数的に大きくなっており、現在ではそのような考慮は過去のものとなりつつあるが、過去には前述の理由により、「File not found」が多用されていたが故に、「File not found」が有名になり、たとえ文法上は誤りであったとしても利用者に伝わること、または、互換性を重視するために、コードを流用しているためや、記憶容量の少ないコンピューターの利用も想定されるため等の理由により、現在でも「File not found」が引き続き使用される場合もある。
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