エラズリー競馬場とは? わかりやすく解説

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エラズリー競馬場

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2025/06/17 08:31 UTC 版)

エラズリー競馬場
施設情報
所在地 ニュージーランド
80 - 100 Ascot Avenue, 1140, Greenlane
座標 南緯36度53分21.45秒 東経174度48分20.47秒 / 南緯36.8892917度 東経174.8056861度 / -36.8892917; 174.8056861座標: 南緯36度53分21.45秒 東経174度48分20.47秒 / 南緯36.8892917度 東経174.8056861度 / -36.8892917; 174.8056861
開場 1874年
コース
周回 内回り:1760m
外回り:1890m
馬場
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エラズリー競馬場(えらずりーけいばじょう、Ellerslie Racecourse)は、ニュージーランド北島オークランドにある競馬場である。

概要

現在のエラズリー競馬場の土地でロバート・グラハムによって1857年に初めて競馬が行われた[1]

1872年には現運営者であるオークランドサラブレッドレーシングがこの土地を購入し、エラズリー競馬場となった[1]1874年5月25・26日にオークランドレーシングクラブ(現・オークランドサラブレッドレーシング)による最初の競走が開催された[1]

現在のスタンドは1960年に完成し、芝コース及び障害コース、庭園、それらを取り囲む木々の美しさは世界的にも有名である。

コース形態

角度のきつい長円コースが特徴。右回りの芝コースで、外側は1周1890m、直線は380m。内側は1周1760mのコースがある[1]

障害競走も施行されている[1]

主な競走

G2以上

  • ザビールクラシックZabeel Classic) - G1。2000メートル。12月下旬。20万NZドル。創設当初は「ニュージーランドS」の名称で、ホーリックスが勝った競走として知られている。後に数回競走名が変わり、1996年から2000年までは「JRAクラシック(Japan Racing Association Classic)」の名称で行われていた。
  • グレートノーザンギニーズ(Great Northerm Guineas) - G2。12月下旬。3歳。1600メートル。10万NZドル。
  • ケンブリッジスタッド・8カラット・クラシック(Cambridge Stud Eight Carat Classic) - G2。12月下旬。3歳牝。1600メートル。10万NZドル。
  • レイルウェイステークスRailway Stakes) - G1。3歳上。1200メートル。1月初旬。20万NZドル。
  • シティオブオークランドカップ(City of Auckland Cup) - G2。3歳上。ハンデ。2400メートル。1月初旬。10万NZドル。
  • リッチヒルマイル(Rich Hill Mile) - G2。3歳上。ハンデ。1600メートル。1月初旬。10万NZドル
  • チャンピオンシップステークス(Championship Stakes) - G2。3歳。2100メートル。1月初旬。10万NZドル
  • ニュージーランド・ブラッドストック・ロイヤルステークス(New Zealand Bloodstock Royal Stakes) - G2。3歳牝。2000メートル。1月初旬。10万NZドル。
  • アヴォンデイルゴールドカップ(Avondale Gold Cup) - G2。3歳上。ハンデ。2400メートル。2月中旬。10万NZドル。アヴォンデイル競馬場参照。
  • アヴォンデイル・ギニーズ(Avondale Guineas) - G2。3歳。2100メートル。2月中旬。10万NZドル。
  • ニュージーランドダービーNew Zealand Derby) - G1。3歳。2400メートル。3月上旬(チャンピオンズデー)。75万NZドル。1973年に従来の北島のグレートノーザンダービーと南島のニュージーランドダービーを統合して創設。当初はシーズン終盤の5月に行われていたが、1月に移動し、現在は3月に行われる。これにより、この競走からオーストラリアンダービーを目指すことが可能になった。
  • オークランドカップAuckland Cup) - G2。3歳上。3200メートル。3月上旬(チャンピオンズデー)。50万NZドル。1874年創設で国内最古級。ウェリントンカップとあわせて2大カップ戦をなす。
  • システマステークスSistema Stakes) -G1。2歳。1200メートル。3月上旬(チャンピオンズデー)。20万NZドル。2016年までは「ダイヤモンドステークス」の名称で行われていた。
  • ニュージーランドステークスNew Zealand Stakes) -G1。3歳上。2000メートル。3月上旬(チャンピオンズデー)。20万NZドル。
  • ブリーダーズステークス(NZ Thoroughbred Breeders Stakes)- G1。3歳以上牝馬。1600m。3月上旬(チャンピオンズデー)。20万NZドル。牝馬限定のG1戦で、当初はG2戦だったが2002年にG1に昇格した。日本との関連では、2005年に優勝したロッカバブル(Rockabubble)がバブルガムフェローの産駒である。2019年まではテアロハ競馬場で開催されていたが、2021年・2022年はテラパ競馬場、2023年はプケコヘ競馬場でそれぞれ開催され、2024年よりエラズリー競馬場での開催に移行した。
  • イースターハンデキャップEaster Handicap) -G3。3歳上。ハンデ。4月。1600メートル。20万NZドル。

脚注

外部リンク


エラズリー競馬場

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/05/17 06:48 UTC 版)

ニュージーランドの競馬」の記事における「エラズリー競馬場」の解説

エラズリー競馬場は北島国内最大都市オークランドにある。オークランド・レーシング・クラブ(ARCAuckland Racing Club)が主に競馬開催する右回り芝コース障害コースがあり、芝コースには外回り1876メートルの“Old Course”と内回り1713メートルの“New Course”がある。 かつて1875年創設されグレートノーザンダービーを約100年わたって開催していたが、南島リカルトンパーク競馬場ニュージーランドダービー_(旧)と統合され1973年からニュージーランドダービー開催している。 エラズリー競馬場の目玉開催は、年末年始のサマーカーニバル開催南半球なので年末年始真夏である)と、3月のオークランドカップウィーク開催である。サマーカーニバルはニュージランド祝日である12月25日クリスマス)、12月26日ボクシング・デー)、1月1日(ニューイヤーデー)を含んで行われザビールクラシックなどが行われる。オークランドカップウィークには、国内2大カップ戦オークランドカップのほか、ニュージーランドダービーなどが行われる。

※この「エラズリー競馬場」の解説は、「ニュージーランドの競馬」の解説の一部です。
「エラズリー競馬場」を含む「ニュージーランドの競馬」の記事については、「ニュージーランドの競馬」の概要を参照ください。

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