エラスチンとケラチン
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/02/06 05:32 UTC 版)
エラスチンは、皮膚、血管、肺組織などのさまざまな軟組織に共通する繊維状タンパク質である。各モノマーは互いに連結して三次元ネットワークを形成し、変形するまでに200%以上のひずみに耐えることができる。 ケラチンは、主に毛髪、爪、ひづめ、角、羽軸(鳥の羽の軸)などに含まれる構造タンパク質である。基本的にケラチンはポリペプチド鎖によって形成され、硫黄架橋でαヘリックスに巻きついたり、水素結合によって結合されたβシートに結合する。αケラチンよりも強靭なβケラチンは、鳥類や爬虫類に多く見られる。
※この「エラスチンとケラチン」の解説は、「フィブリル」の解説の一部です。
「エラスチンとケラチン」を含む「フィブリル」の記事については、「フィブリル」の概要を参照ください。
- エラスチンとケラチンのページへのリンク