エノン・アトラクタ
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2014/11/03 08:27 UTC 版)
エノン写像におけるa、bは任意の定数だが、写像がストレンジアトラクタとなるような最適なパラメータとして、エノンはa = 1.4、b = 0.3を提案し、これらの値がエノン写像における標準的なパラメータ値としてよく使用される。このときの解軌道はエレン・アトラクタと呼ばれる。 エノン・アトラクタ横軸:xn、縦軸:yn また、他のストレンジアトラクタ同様にエレン・アトラクタの解軌道はフラクタル構造を持つ。図形を拡大していくと、無限に相似の形状が表れる。フラクタル次元は、容量次元(英語版)では約1.27、相関次元(英語版)では約1.23である。 エノン・アトラクタのフラクタル構造繰り返し数は、(1) n = 104、(2) n = 105、(3) n = 106、(4) n = 106(4)は拡大率に対してプロット数(繰り返し数)が少ないので、軌道の点に隙間が目立つ
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