エドワードオールビーとは? わかりやすく解説

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オールビー【Edward Franklin Albee】

読み方:おーるびー

[1928〜2016米国劇作家社会家庭虚像を描くとともに人間弱さ追求した作品発表。作「動物園物語」「バージニア=ウルフなんかこわくない」など。


エドワード・オールビー

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2025/04/26 14:39 UTC 版)

エドワード・オールビー

エドワード・オールビー(Edward Franklin Albee III、[ˈɔːlb] AWL-bee1928年3月12日 - 2016年9月16日[1])は、アメリカ劇作家ワシントンD.C.生まれ。日本では映画化作品公開時に誤ってエドワード・アルビーと紹介されたこともある。

生涯

生後二週間でニューヨーク州ウエストチェスター郡養子に出される。養家はボードヴィル劇場のチェーン店を経営する裕福な家で、このため幼い頃から演劇に親しんでいた。中学時代に三幕物の艶笑劇を書いて学校中を驚かせたこともあるという。いくつかの高校を転々としたのちコロンビア大学に進学。

1958年『動物園物語英語版』で劇作家としてデビュー。代表作『ヴァージニア・ウルフなんかこわくない』(1962年)では受賞を逃したが、その後『デリケート・バランス英語版』(1967年)、『海の風景英語版』(1975年)、『三人の背の高い女』(1994年)で三度ピューリッツァー賞を受賞している。

彼の作劇法は、意識の中に登場人物が現れるのを待ち、彼らに自由に語らせたうえでその言葉を吟味し、準備ができたと判断した段階で一気に書き出すというもので、従来の因果律に基づくプロットに縛られない新しいリアリズムを提示した[2]

日本語訳

1 ヴァージニア・ウルフなんかこわくない,デリケート・バランス(1969年)
2 動物園物語,ベシー・スミスの死,砂箱,アメリカの夢,有名氏と新人氏(1974年)
3 ご臨終.海の風景(1980年11月)
    • 鴫原真一訳
4 タイニー・アリス.悲しき酒場の唄(1981年7月)
5 マルカム.庭園のすべて(1982年1月)
6 花占い.聴き取り.ダビュークから来た婦人(1986年7月)

出典

  1. ^ “エドワード・オールビーさん死去=ピュリツァー賞の米劇作家”. 時事通信. (2016年9月17日). http://www.jiji.com/jc/article?k=2016091700161&g=int 2016年9月17日閲覧。 
  2. ^ エドワード・アルビー 『エドワード・アルビーⅠ』 鳴海四郎訳、ハヤカワ演劇文庫、2006年、303-304頁。

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