エイジング加工
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/09/12 09:23 UTC 版)
「フェンダー・カスタム・ショップ」の記事における「エイジング加工」の解説
フェンダー・カスタム・ショップはわざと汚したり傷をつけるエイジング加工という塗装が好んで使われている。発売されている機種の中には「NOS」と「CC」と「Relic」がある。「NOS」は「New Old Stock」の略で当時の楽器をタイムマシンを使って現代に持ち込んだ、全くの新品状態というコンセプトで作成されたものでエージング処理はされていない。「CC」と「Relic」はエージング処理がされており、「CC」は「Closet Classic」の略で楽器を新品状態から長期間ハードケースなどへ入れたまま保存してきたディティールを再現するための加工方法で、ボディ各所への傷や腐食などはあまり起きていないが、塗装色の減衰や金属パーツとプラスティック・パーツなどへの経年変化などは新品状態より退行した状況を再現するための手法になっている。そして、「Relic」の方は、NOSやCCの場合とはコンセプトが異なり、長期間使用している内に楽器に対して起こる使用感としての変化を特殊処理で再現したエイジング加工処理で、ネック、ボディに対する傷や塗装の剥がれ、塗装色の減退、金属パーツへのサビなどの腐食現象、プラスティック・パーツの変形や割れなどの経年変化を特殊技術で再現するための加工方法で製造された仕様と登録商標名になっている。
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