ウラウズガイとは? わかりやすく解説

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うらうず‐がい〔うらうづがひ〕【裏渦貝】

読み方:うらうずがい

リュウテンサザエ科巻き貝。殻高・殻径とも3センチくらい。殻は円錐形で、周辺から赤紫色突起出て歯車状に並ぶ。表面灰白色底面にうろこ状になった肋(らろく)がある。本州中部以南分布


裏渦貝

読み方:ウラウズガイ(urauzugai)

リュウテンガイ科の貝


ウラウズガイ

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/10/12 07:02 UTC 版)

ウラウズガイ
ウラウズガイ 三浦半島
分類
: 動物Animalia
: 軟体動物Mollusca
: 腹足綱 Gastropoda
亜綱 : 古腹足類 Vetigastropoda
: ニシキウズ目 Trochida
上科 : ニシキウズ上科 Trochoidea
: サザエ科 Turbinidae
亜科 : サザエ亜科 Turbininae
: ウラウズガイ属 Astralium
: ウラウズガイ Astralium haematragum
学名
Astralium haematragum (Menke1829)[1]
和名
裏渦貝
英名
Pacific star shell

中名 白星螺 (bái xīng luó)

ウラウズガイは、リュウテンサザエ科に属する巻貝である[2]。貝殻は殻高約2cmの円錐形で、淡い桃紫色を帯びた象牙色。螺層の底辺に突起が並ぶ。殻底は細い肋が密に刻まれ、軸唇は紫色。蓋は紫色をおびた石灰質で美しい。粟島 (新潟県)以南・房総半島以南の潮間帯から水深20mの岩礁に生息する[3]。他の巻貝に比べてマダコに捕食されにくく、日中でも隠れずに岩礁の表面に出ており日間の移動距離が短い[4][5]瑞浪市中新世の地層からウラウズガイ類の化石が見つかっている[6]

出典

  1. ^ Astralium haematragum”. WoRMS. 2021年11月13日閲覧。
  2. ^ 波部忠重・小菅貞男 (1967/8/10). 標準原色図鑑全集 3 貝. 保育社 
  3. ^ 竹之内孝一『世界文化生物大図鑑『貝類』 p.54』世界文化社、2004年。ISBN 4-418-04904-5 
  4. ^ ウラウズガイ増加の謎を生態から考える”. 瀬戸内海区水産研究所. 2021年11月13日閲覧。
  5. ^ 伊藤 祐子, 林 育夫 (2001). “日本海の浅海岩礁域で優占する植食性巻貝 3 種の日周行動”. 日本水産学会誌 67: 1089-1095. doi:10.2331/suisan.67.1089. 
  6. ^ Astralium”. 瑞浪市化石博物館. 2021年11月13日閲覧。

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