ウェルカム・トゥ・ザ・ジャングルとは? わかりやすく解説

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ウェルカム・トゥ・ザ・ジャングル

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/11/30 01:15 UTC 版)

ウェルカム・トゥ・ザ・ジャングル
ガンズ・アンド・ローゼズシングル
初出アルバム『アペタイト・フォー・ディストラクション
リリース
ジャンル ハードロックヘヴィメタル
時間
レーベル ゲフィン・レコード
作詞・作曲 アクセル・ローズスラッシュイジー・ストラドリンダフ・マッケイガンスティーヴン・アドラー
プロデュース マイク・クリンク
チャート最高順位
  • 6位(ニュージーランド・1989年[1]
  • 7位(アメリカ・1988年[2]
  • 14位(アイルランド・1988年[3]
  • 24位(イギリス・1988年[4]
ガンズ・アンド・ローゼズ シングル 年表
イッツ・ソー・イージー
(1987年)
ウェルカム・トゥ・ザ・ジャングル
(1987年)
スウィート・チャイルド・オブ・マイン
(1988年)
ミュージックビデオ
「Welcome To The Jungle」 - YouTube
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ウェルカム・トゥ・ザ・ジャングル」(Welcome to the Jungle)は、ガンズ・アンド・ローゼズのデビュー・アルバムアペタイト・フォー・ディストラクション』のオープニング・ナンバー。アルバム発売から3か月後には、シングル・カットもされた。

カップリングは、アメリカ盤は同じ収録曲「ミスター・ブラウンストーン」を、イギリス盤にはAC/DCのカヴァー「ホール・ロッタ・ロージー」のライヴ音源(1987年6月28日録音)を収録[5]、翌1988年には「ナイトレイン」との両A面仕様のシングルがリリースされた[6]

歌詞

タイトルの「ジャングル」とは「現実」を指しており、それに基づいたエピソードがある。

大きなフェンスに囲まれた、クイーンズ地区にある学校の校庭で一晩寝たんだ。すると、黒人の男が現れてこう言った。「オマエ自分がどこにいるのか、わかってるのか?ジャングルだよ!!オマエ死ぬぜ!!」ってね。だから、そのまま歌に入れたのさ[7] — アクセル・ローズ

反響・評価

全米ビルボード初登場182位。当時はバンドメンバーのアルコールやドラッグの問題から、MTVミュージック・ビデオの放映を拒否するが、ゲフィン・レコードの上層部の説得により、この曲が放映されると一気に人気に火がつき、発表の翌年の1988年にはBillboard Hot 100で最高7位に達し、『ビルボード』誌のメインストリーム・ロック・チャートでは37位に達した[2]全英シングルチャートでは、1987年当時は67位止まりだったが[4]、1988年に「ナイトレイン」との両A面シングルがリリースされると、同年11月12日付のチャートで最高24位に達した[8]。ニュージーランドのシングル・チャートでは、1988年11月にチャート・インして1989年1月22日付で最高6位に達した[1]

2004年、「ローリング・ストーンの選ぶオールタイム・グレイテスト・ソング500」において467位、2010年の改訂では473位にランクイン[9]となった。また、2011年8月にギブソン公式サイトが発表した「'80年代の偉大な50曲」では4位にランク・インしている[10]

収録曲

アメリカ盤

  1. "Welcome to the Jungle"
  2. "Mr. Brownstone"

イギリス盤(1987年)

  1. "Welcome to the Jungle"
  2. "Whole Lotta Rosie (Live)"
  3. "It's So Easy (Live)" - 12インチ・シングルのみ収録
  4. "Knockin' on Heaven's Door (Live)" - 12インチ・シングルのみ収録

イギリス盤(1988年)

  1. "Welcome to the Jungle"
  2. "Nightrain"
  3. "You're Crazy (Acoustic Version)" - 12インチ・シングルのみ収録

他メディアでの使用例

アメリカ映画ダーティハリー5』(1988年公開)のサウンドトラックで使用された[11]。なお、この映画にはガンズ・アンド・ローゼズのメンバー5人も出演している(クレジットはなし)[12]

2010年にはアメリカの3DCGアニメーション映画『メガマインド』でも使用されたが[13]、同作のサウンドトラック・アルバムには収録されていない。

グランド・セフト・オート・サンアンドレアス』のテレビCMには本作が使われており、劇中に登場するラジオ局Radio X: The Alternativeでも聞くことができる[14]

また、音楽ゲーム『ギターヒーロー3 レジェンド オブ ロック』には本作が収録されており[15]、ゲーム内に登場するスラッシュとギター勝負に勝つとスラッシュがプレイヤーキャラとして使える仕組みになっている。

2017年の映画「ジュマンジ/ウェルカム・トゥ・ジャングル」のエンディングとしても使用された。

カヴァー

  • リチャード・チーズ英語版 - カヴァー・アルバム『Aperitif for Destruction』(2005年)に収録[16]
  • ピンク - ライヴで歌唱。2006年発表の映像作品『ライヴ・イン・ヨーロッパ』にも収録された。
  • ジョン5 - アルバム『The Devil Knows My Name』(2007年)に、インストゥルメンタルのカヴァーを収録[17]
  • トリオスフィア英語版 - アルバム『ザ・ロード・レス・トラヴェルド』(2010年)の日本盤ボーナス・トラックとして発表[18]
  • 2CELLOS - デビュー・アルバム『2CELLOS』(2011年)に収録。
  • エタ・ジェイムス - アルバム『The Dreamer』(2011年)に収録[19]

脚注





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