ウァンニウスに従軍するイアジュゲス族
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/05/15 20:39 UTC 版)
「サルマタイ」の記事における「ウァンニウスに従軍するイアジュゲス族」の解説
かつてローマのドルスス・カエサルがスエビ族の王位に据えていたウァンニウスが内紛によって放逐されたため、ウァンニウスはローマに支援を求めた。しかし、クラウディウス帝(在位:41年 - 54年)は蛮族同士の争いに軍を派遣したくなかったので、戦闘はせず、最低限の軍を川岸に配備するのみで、ウァンニウスには避難所を与えてやった。ウァンニウスには彼の部族(クァディー族)の歩兵とサルマタイのイアジュゲス族の騎兵が味方となった。敵はヘルムンドゥリー族、ルギイー族など数が多く、太刀打ちできないと思ったウァンニウスは砦にこもって籠城戦に持ち込もうとした。しかし、敵の包囲にたまりかねたイアジュゲス族が打って出たため、ウァンニウスも出る羽目になり敗北を喫した。
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