イリュージョン (バンド)とは? わかりやすく解説

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イリュージョン (バンド)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2025/03/14 18:20 UTC 版)

イリュージョン
Illusion
別名 Renaissance Illusion
出身地 イングランド ロンドン
ジャンル プログレッシブ・ロック
フォーク・ロック
活動期間 1977年 - 1979年
2001年
レーベル アイランド・レコード
Promised Land
Spiral
共同作業者 ルネッサンス
メンバー ジェーン・レルフ(Vo
ジム・マッカーティ(Vo/G
ルイス・セナモ(B
ジョン・ホウケン (Key)
ジョン・ナイツブリッジ(G)
エディ・マクニール(Ds

イリュージョンIllusion)は、1977年に結成されたイングランド出身のプログレッシブ・ロックバンドである。

略歴

前身

ヤードバーズキース・レルフジム・マッカーティが1969年に結成したルネッサンスオリジナル・ルネッサンス)は、1971年に2ndアルバム『幻想のルネッサンス』(Illusion)を発表して消滅した[注釈 1]

キースはハードロック・バンド「アルマゲドン」などで活動した後、ルネッサンス元メンバーのマッカーティ、ジェーン・レルフルイス・セナモジョン・ホウケンらを集めて原点に回帰した新しいバンドを結成する計画を立てていた。しかし彼は計画が実現する前の1976年5月、不慮の事故死を遂げてしまった。

結成

1977年、マッカーティらはキースの遺志を継承して、新メンバーのジョン・ナイツブリッジ(ギター)とエディ・マクニール(ドラムス)を迎えて、ルネッサンス2ndアルバムの表題に因んだ名前を持つのプログレッシブ・ロックバンドイリュージョン」を結成。

同年にデビュー・アルバム『醒めた炎』、1978年に2ndアルバム『幻想への翼(Illusion)』を発表した。しかし当時のロック界はニュー・ウェイヴ・ムーブメントの最中であり、両アルバムとも商業的成功には結び付かなかった。次作を発表する計画もあったが、翌1979年に活動が停止された。

1989年、1979年の録音を中心とした未発表音源集『エンシャンテッド・カレス』を発表[1]。ナイツブリッジとストローブスのチャス・クロンク、トニー・フェルナンデスによる「Slaughter on Tenth Avenue」や、レルフ存命時の録音「All the Falling Angels」も含まれている[2]

ルネッサンス・イリュージョン

2000年代初頭、マッカーティが主導してジェーン・レルフ、セナモ、ホウケンの創設メンバーが再集結。2001年ルネッサンス・イリュージョンの名義で、『幻想への翼』から23年ぶりの新作アルバム『スルー・ザ・ファイアー』を発表した[3][4]。これには、故キース・レルフの遺児ダニー・レルフがゲストで録音に参加している。

歴代メンバー

ディスコグラフィ

スタジオ・アルバム

  • 醒めた炎』 - Out of the Mist (1977年)
  • 幻想への翼』 - Illusion (1978年)
  • 『エンシャンテッド・カレス』 - Enchanted Caress (1989年) ※1979年まで録音した未発表音源集
  • 『スルー・ザ・ファイアー』 - Through the Fire (2001年) ※ルネッサンス・イリュージョン名義

コンピレーション・アルバム

  • Everywhere You Go (2023年) ※CD4枚組のボックス・セット

脚注

注釈

  1. ^ ルネッサンスはメンバーを一新して、同年再始動した。レルフとマッカーティが結成したルネッサンスを、この新生版と区別する為にオリジナル・ルネッサンスと呼ぶこともある。
  2. ^ a b ルネッサンス・イリュージョンには参加せず。

出典

  1. ^ Discogs”. 2024年3月9日閲覧。
  2. ^ ILLUSION - Everywhere You Go”. DMME.net (2023年3月31日). 2023年12月28日閲覧。
  3. ^ ルネッサンス・イリュージョン唯一のアルバムがボーナス・トラック2曲を収録して待望のリイシュー - 芽瑠璃堂
  4. ^ Discogs”. 2024年3月9日閲覧。

外部リンク




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