イデオロギー指向型
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/04/05 06:50 UTC 版)
「ヘゲモニー政党制」の記事における「イデオロギー指向型」の解説
社会主義国 - ポーランド、旧東ドイツなど、かつての「東欧」には過去の経緯から複数政党制を採っている国が多くあった(人民民主主義)。これらの国では衛星政党にも国家のポストが割り振られており(例えば旧東ドイツでは衛星政党4党の党首は国家評議会副議長となっていた)、宗教的・イデオロギー的に支配政党である共産主義政党に馴染めない国民各層を間接的に体制内に取り込む効果を有していた。ただし大抵は憲法に共産主義政党の指導権が明記されていたり、議会の選挙が形式的なものであったりと、実態は一党独裁制とほぼ変わらなかった。 開発独裁型国家 - スハルト政権時代のインドネシア、朴正煕・全斗煥政権時代の韓国、蔣介石・蔣経国政権での戒厳令下の中華民国(台湾)(党国体制も参考)、シンガポールなど、いわゆる「開発独裁」型国家も野党が存在するものの、選挙制度などが圧倒的に政権政党に有利にできているため、実態としてはヘゲモニー政党制であるといえる。
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