イチョウウキゴケとは? わかりやすく解説

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いちょう‐うきごけ〔イチヤウ‐〕【銀杏浮×苔】

読み方:いちょううきごけ

ウキゴケ科コケ。沼や水田浮遊し長さ1〜1.5センチ、幅4〜8ミリで、二股(ふたまた)状に分かれ表面青緑色裏面紫色雌雄異株いちょうごけ


銀杏浮苔

読み方:イチョウウキゴケ(ichouukigoke)

ウキゴケ科一年草

学名 Ricciocarpus natans


イチョウウキゴケ

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2011/05/15 12:53 UTC 版)

イチョウウキゴケ
イチョウウキゴケ
保全状況評価
準絶滅危惧環境省レッドリスト
分類
: 植物界 Plantae
: ゼニゴケ植物門 Marchantiophyta
: ゼニゴケ綱 Marchantiopsida
亜綱 : ゼニゴケ亜綱 Marchantiidae
: ゼニゴケ目 Marchantiales
: ウキゴケ科 Ricciaceae
: イチョウウキゴケ属 Ricciocarpos
: イチョウウキゴケ R. natans
学名
Ricciocarpos natans
(L.) Corda
和名
イチョウウキゴケ

イチョウウキゴケ(Ricciocarpos natans)は、浮遊性のコケ植物の1種。1属1種。

目次

分布

世界各地に分布する[1][2]ウキクサなどに混ざって水田の水面に浮遊して生育するが、泥土の上でも陸生形をとって生育できる[3]

形態

陸生形

葉状体はイチョウのような形をとり、表面には浅い溝がある[3]。葉状体の長さは10mm、幅は5mmほどである[1]。葉状体の内部には気室があり、水面に浮遊できるようになっている[3]

葉状体の裏面には紫色の腹鱗片がリボン状に伸びる[2]。陸生形ではこの腹鱗片はあまり発達せず、仮根が伸びる[3]雌雄同株で、生殖器は葉状体の中に埋まっている[3]

保護

日本では、水質汚濁や農薬の使用によって個体数が減少している[2]。そのため一時は環境省レッドデータブックで絶滅危惧I類に指定されたが、2007年度版のレッドリストでは準絶滅危惧とされた。

利用

アクアリウムで用いられることがあるが、栽培は難しい[1]

脚注

  1. ^ a b c 吉野敏「世界の水草728種図鑑―アクアリウム&ビオトープ」p.22
  2. ^ a b c 「岡山県版レッドデータブック2009」p.339
  3. ^ a b c d e 「愛知県維管束植物レッドリスト」(2009年)p.722



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