イスラム教との関係
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/05/18 23:52 UTC 版)
エジプトは憲法で信教の自由を保障しており、基本的にはムスリムとコプトの間で差別はないことになっている。エジプトの大ムフティー(高位のイスラム法学者、指導者)であったアリー・ゴマアは、「イスラム教徒は自由に改宗することができる」とするファトワ(宗教令)を2007年に出している。これを根拠としてイスラームからコプトへ改宗する者がわずかながらも出てきている。しかし、少数派という現実と、ファトワがあるとはいえイスラームからコプトへの改宗は不可能ともいえるほど難しく、事実上コプトからムスリムへの改宗のみが容認されていることから、ズィンミー制度の残滓に基づく差別ではないかと国内のコプト正教徒を中心に批判を浴びている。
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