イサベル・フランシスカ・デ・ボルボンとは? わかりやすく解説

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イサベル・フランシスカ・デ・ボルボン

(イサベル・フランシスカ・デ・ボルボーン から転送)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2025/07/23 05:37 UTC 版)

イサベル・フランシスカ
Isabel Francisca
ボルボン家
在位 1851年12月20日 - 1857年11月28日
1874年12月29日 - 1880年9月11日

全名
称号 アストゥリアス女公
出生 (1851-12-20) 1851年12月20日
スペイン王国マドリード王宮
死去 (1931-04-23) 1931年4月23日(79歳没)
フランス共和国パリ
埋葬 1931年4月25日
フランス共和国パリペール・ラシェーズ墓地
1991年5月23日(改葬)
スペインラ・グランハ宮殿内礼拝堂
配偶者 ガエターノ・ディ・ボルボーネ=ドゥエ・シチリエ
父親 フランシスコ・デ・アシス・デ・ボルボン
母親 イサベル2世
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イサベル・フランシスカ・デ・ボルボン・イ・ボルボンスペイン語: Isabel Francisca de Borbón y Borbón, 1851年12月20日 - 1931年4月23日)は、スペインの王族。2度アストゥリアス公(女公)位を授けられた人物である。

生涯

スペイン女王イサベル2世王配フランシスコ・デ・アシスの第1子としてマドリード王宮で生まれた。洗礼名はマリア・イサベル・フランシスカ・デ・アシス・クリスティーナ・デ・パウラ・ドミンガ(María Isabel Francisca de Asís Cristina Francisca de Paula Dominga)。カルリスタの動乱と散発する内戦の時代であり、イサベルは生後間もなく、王位継承予定者に与えられるアストゥリアス公(女公)位を授けられた。

1857年、弟アルフォンソ(のちのアルフォンソ12世)が誕生すると、イサベルは王位継承順位第2位となり、アルフォンソがアストゥリアス公となった。

La infanta Isabel de Borbón(王女イサベル・デ・ボルボン)、フェデリコ・デ・マドラーソ画、1880年

1868年、イサベルは両シチリア王家のジルジェンティ伯ガエターノフェルディナンド2世の四男)と結婚した。ガエターノは、イサベルの両親といとこ同士であった。彼は精神不安定の症状を抱えており、1871年ルツェルンで自殺した。

1875年に即位した弟アルフォンソはその時点では独身であったため、24歳のイサベル王女が再び王位継承順位1位となった。2度目のアストゥリアス女公時代は、1880年にアルフォンソ12世の第1子マリア・デ・ラス・メルセデスが誕生したことで終わった。幼いマリア・デ・ラス・メルセデス王女がアストゥリアス女公となった。

イサベルは国民に非常に人気があり、尊敬されていたと伝えられている。彼女には子供がなく、再婚せず、共和制成立で王家がフランスへ亡命した1931年パリで死去した。

1991年ペール・ラシェーズ墓地に埋葬されていたイサベルの棺は、フアン・カルロス1世によってラ・グランハ宮殿内礼拝堂へ移葬された。

関連項目

先代
イサベル2世
アストゥリアス女公
1851年 - 1857年
次代
アルフォンソ12世
先代
アルフォンソ12世
アストゥリアス女公
1875年 - 1880年
次代
マリア・デ・ラス・メルセデス



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