イオニア人、カルタゴに助けを求める
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/10/23 06:12 UTC 版)
「シケリア戦争」の記事における「イオニア人、カルタゴに助けを求める」の解説
このドーリア人の動きに対応して、レギオンのアナクシラスは、紀元前490年にヒメラ(現在のテルミニ・イメレーゼ)の僭主であるテリルスと同盟を結び、彼の娘と結婚した。ヒメラとレギオンは続いてカルタゴと同盟を結んだ。ドーリア人の都市であり、テロンの勢力範囲に隣接するセリヌスもまた、カルタゴと同盟を結んだ - おそらくはテロンへの恐れと、母都市であるメガラ・ヒュブラエア(現在のシラクーザ県アウグスタ)が紀元前483年にゲロンに破壊されたためと思われる。このため、紀元前483年にはシケリアには3つの勢力が並立していたこととなる - イオニア人は北部を、カルタゴが西部を、ドーリア人が東部と南部を支配していた。先住民であるシケル人とシカニ人はその間に挟まれて受動的に動いていたが、エリミ人はカルタゴと同盟を結んだ。
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