アーサー・マッカーサー・ジュニアとは? わかりやすく解説

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アーサー・マッカーサー・ジュニア

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2023/02/07 08:55 UTC 版)

アーサー・マッカーサー・ジュニア
Arthur MacArthur, Jr.
生誕 1845年6月2日
アメリカ合衆国 マサチューセッツ州チコピー
死没 1912年9月5日
アメリカ合衆国 ウィスコンシン州ミルウォーキー
所属組織 アメリカ陸軍
軍歴 1861-1865,1866 - 1909
最終階級 陸軍中将
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アーサー・マッカーサー・ジュニア(Arthur MacArthur, Jr.、1845年6月2日 - 1912年9月5日)は、アメリカ陸軍の軍人。最終階級は陸軍中将。

家族構成

父は第4代ウィスコンシン州知事アーサー・マッカーサー・シニア英語版。妻のメアリー・ピンクニー・ハーディ・マッカーサーとの間に5人の子供がおり、長男のアーサー・マッカーサー3世は海軍軍人、三男のダグラス・マッカーサーは後に陸軍元帥となる。長男の息子(孫)に駐日アメリカ大使のダグラス・マッカーサー2世がいる。

南北戦争

南北戦争が始まると、第24ウィスコンシン義勇歩兵連隊に参加した。チカマウガの戦いストーンズリバーの戦い第三次チャタヌーガの戦いアトランタ方面作戦第二次フランクリンの戦いに参加した功績により、わずか19歳で名誉大佐の地位を与えられ、少年大佐(The Boy Colonel)と呼ばれて有名になった。これらの功績により、1890年に名誉勲章を授与された。第三次チャタヌーガの戦いでのマッカーサーの活躍を歌った「オン・ウィスコンシン」 (On, Wisconsin!という歌はウィスコンシン州の州歌になっており、ウィスコンシン大学マディソン校の校歌でもある。

マッカーサーは1865年6月に陸軍を退役すると、法律学校へ通い始めたがすぐに辞め、1866年2月23日に第17師団の少尉として軍務に復帰した。復帰した翌日には中尉に、9月には大尉に昇進するが、そのまま20年間は大尉のままだった。

インディアン戦争

1885年にインディアン戦争のアパッチ作戦に参加し、ジェロニモ以下先住民族を殲滅させ、1897年に中佐に昇進した。

米比戦争時代

米西戦争の際、マッカーサーはジョージア第三連隊の参謀をしていた。1898年6月に臨時昇進して准将になると、米比戦争に義勇軍師団長として参加、1898年のマニラ戦争で少将に昇進する。米比戦争ではエミリオ・アギナルド初代フィリピン大統領を生け捕りにしたり、現地の先住民族を絶滅させる。

後にフィリピン駐留アメリカ軍司令官となり、実質的なフィリピンの植民地総督となる。

日露戦争

駐日アメリカ大使館付き駐在武官として日露戦争を観戦する[1]

1935年にフィリピン軍の軍事顧問として赴任した息子のダグラス・マッカーサー元帥がマニラホテルのスイートルームに居住した際、居間の玄関に飾られる事になる花瓶を1905年に明治天皇より贈られる。

晩年

1909年6月2日(64歳を超えた日)に最終階級中将で陸軍を引退した。晩年は家族と共に隠遁生活をしたと言われている。1912年9月5日にミルウォーキーで開催された南北戦争退役軍人同窓会で、演説中に壇の上で心臓発作を起こして倒れ、67歳で死亡した。最初は1912年9月7日にミルウォーキーに葬られたが、1926年にアーリントン国立墓地へ移された。

脚注

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