アンデス‐メロンとは? わかりやすく解説

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アンデス‐メロン

日本育成されたハウスメロンの一種果皮緑色網目が入る。果肉緑色甘くて香りがある。

[補説] 「安心して栽培でき、安心して食べられる」という意味の「安心です」を縮めてアンデス」と名づけと言われる

アンデス‐メロンの画像

アンデスメロン

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2025/07/11 14:39 UTC 版)

熊本県産アンデスメロン
切ったアンデスメロン

アンデスメロンは、サカタのタネが開発し、日本で生産・出荷される緑肉ネット系ハウスメロン

概要

1977年サカタのタネが開発した品種であり、緑肉ネット系の品種。両親は(コサック×リオゴールド)×(アールス×ハネデュー)の一代交配種である。「コサック」は1971年に(財)日本園芸生産研究所で育成された品種で、「リオゴールド」はアメリカ系の露地メロンとされる。

もう片方の親はマスクメロンで知られるイギリス系温室メロンの「アールス・フェボリット」、冬メロンに属するノーネット露地メロン「ハネデュー」である。「ハネデュー」はアメリカ・メキシコで露地大規模栽培されている。日本ではほぼ一年中入手可能な安価なメロンである。

名前の由来

アンデス山脈とは、全く関係が無い。メロンの大敵のうどんこ病耐病性・つる割れ病抵抗性品種で、栽培しやすいことから、「作って安心」「売って安心」「買って安心」より「安心ですメロン」というネーミングで売り出す予定であった。しかし、名前にセンスがないとのことから、略して「アンデスメロン」となった[1][2]

特徴

上記の通りアールスメロンと同じく、果皮表面には網目(ネット)を生じ、果肉は黄緑色である。アールスメロンに似た外観・味を持ちながら価格が安いことから、人気の高い品種となっている。アールスよりネットの盛り上がりに乏しく細いのが特徴。

主な産地

北海道より九州地方まで幅広く生産される。生産・出荷のシェアは、茨城県が高い。他には、熊本県山形県などである。

キャンペーン

2009年より毎年5月頃から8月末にかけて、熊本経済連、JA全農茨城、JA全農山形が協賛してアンデスメロンキャンペーンを展開している。

実施年 キャンペーンタイトル イメージキャラクター
第1回(2009年) おいしいメロンはアンデスメロンキャンペーン なし
第2回(2010年) 安心のいちばん アンデスメロンキャンペーン 福留仁菜
第3回(2011年) 安心のいちばん アンデスメロンキャンペーン 吉田萌美吉田彩美
第4回(2012年) アンデスメロン35周年キャンペーン 清水富美加
第5回(2013年) 三大産地からお届け!アンデスメロンキャンペーン ベジフルティーチャーあまやゆか影山のぞみ林裕子原響子
第6回(2014年) 三大産地からお届け!アンデスメロンキャンペーン 仮面ライダー斬月
第7回(2015年) 三大産地からお届け!アンデスメロンキャンペーン 仮面ライダードライブ
第8回(2016年) 三大産地よりサンキューキャンペーン 小林豊 (BOYS AND MEN)
第9回(2017年) アンデスメロン40周年
3大産地よりメモリアルキャンペーン
小林豊 (BOYS AND MEN)

出典

  1. ^ 田中ひろみ「アンデスメロンは「安心メロン」」『商品名の不思議な由来』アドレナライズ、2015年。 
  2. ^ 幸運社 編「アンデスメロンの名の由来は?」『頭が良くなる! 雑学の王様』PHP研究所、2007年。ISBN 9784569659299 

参考文献



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