アンディ、スカボローフェアを歌うとは? わかりやすく解説

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アンディ、スカボロー・フェアを歌う

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2020/07/25 23:58 UTC 版)

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アンディ、スカボロー・フェアを歌う
アンディ・ウィリアムススタジオ・アルバム
リリース
録音 1968年
ジャンル AMポップ、トラディショナル・ポップ英語版、ボーカル・ポップ、ソフトロック[1]イージーリスニング[2]
時間
レーベル コロムビア・レコード
プロデュース ニック・デカロ[3]
アンディ・ウィリアムス アルバム 年表
Love, Andy
(1967年)
Honey
(1968年)
The Andy Williams Sound of Music
(1969年)
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専門評論家によるレビュー
レビュー・スコア
出典 評価
Allmusic [1]
Billboard Spotlight Pick[4]

アンディ、スカボロー・フェアを歌う』(アンディ、スカボロー・フェアをうたう、Honey)は、アメリカ合衆国ポップ歌手アンディ・ウィリアムス1968年春にコロムビア・レコードからリリースした22枚目のアルバム[1]。英語の原題は、収録曲のひとつで、アルバム発売当時ボビー・ゴールズボロがヒットさせていた「ハニー」から採られていたが、日本では当時大ヒットしていたサイモン&ガーファンクルの「スカボロー・フェア/詠唱」を踏まえて邦題が付けられた[5]

概要

オールミュージック (AllMusic) のウィリアム・ルールマン (William Ruhlmann) は、このLPのレビューにおいて、ウィリアムスの定石の手法について次のように述べている。「彼は、長年にわたって、最新のヒット・パレード曲を自身のレパートリーに加えてきた。しかし、『Honey』は、こうした手法への全面的なクロスオーバーを示したものである。これまでのウィリアムスのアルバムは、映画関係の楽曲、スタンダード曲、ポップ・ヒット、他国(特にフランス)の楽曲などから巧みに構成されていたが、『Honey』では、収録された11曲のうち10曲が、過去2年間のトップ40ヒットで占められていた。[1]

このアルバムは、1968年6月8日付の『ビルボード』誌のアルバム・チャートに初登場し、以降40週にわたってチャートにとどまり、最高9位まで上昇した[6]。その少し後の7月には全英アルバム・チャートにも入り、17週チャートにとどまって最高4位となり[7]、同年11月1日には、アメリカレコード協会 (RIAA) からゴールドディスクの認定を受けた[8]

このアルバムが最初にCDでリリースされたのは1999年3月23日で、コレクタブルズ・レコード英語版から出された2枚のアルバムを1枚のCDに収める形式のもので、一緒に収録されたのは、ウィリアムスがコロムビアから出した1969年春のアルバム『ハッピー・ハート (Happy Heart)』であった[9]2000年には、同じ組み合わせのCDが、ソニー・ミュージック・ディストリビューションからリリースされた[10]。コレクタブル盤のCDは、スタジオ・アルバム17枚とコンピレーション・アルバムを収めたボックス・セットClassic Album Collection, Vol. 1』に収められ、2001年6月26日にリリースされた[11]

評価

ルールマンは、「歌手は最善を尽くし、トップ10入りのゴールドディスクを獲得したが、このアルバムは以前からの努力のバランスを欠いている」と賛否相半ばの評価を下している[1]

ビルボード』誌は、「ウィリアムスのリラックスした明るい雰囲気は、見事なまでにタイトル曲と合っている」と記し、このアルバムは「確かなウィリアムスの佳作 (solid Williams fare)」だとした[4]

トラックリスト

Side 1
# タイトル 作詞・作曲 時間
1. 見果てぬ夢(『ラ・マンチャの男』より)(The Impossible Dream (The Quest)" from Man of La Mancha)」 ジョー・ダリオン英語版ミッチ・リー
2. 愛のセレナーデ (This Is My Song)」 チャールズ・チャップリン
3. 恋はフェニックス (By the Time I Get to Phoenix)」 ジミー・ウェッブ
4. 「哀愁の花びら ((Theme from) Valley of the Dolls)」 アンドレ・プレヴィンドリー・プレヴィン英語版
5. スカボロー・フェア/詠唱 (Scarborough Fair/Canticle)」 ポール・サイモンアート・ガーファンクル
6. 恋はみずいろ (|Love Is Blue (L'Amour Est Bleu))」 Brian Blackburn、ピエール・クール英語版アンドレ・ポップ
合計時間:
Side 2
# タイトル 作詞・作曲 時間
1. 「ハニー (Honey (I Miss You))」 ボビー・ラッセル英語版
2. ウィンディ (Windy)」 ルーサン・フリードマン英語版
3. 「ラスト・グッドバイ (Our Last Goodbye)」 ニック・デカロ、William "Ju Ju" House
4. 「スプーキー (Spooky)」 バディ・ビューイ英語版ジェイムズ・B・コッブ・ジュニア英語版、Harry Middlebrooks、Mike Shapiro
5. 「アップ・アップ・アンド・アウェイ(ビートでジャンプ) (Up, Up and Away)」 ジミー・ウェッブ
合計時間:

日本盤

日本盤では曲順が大きく入れ替えられており、2013年に『アンディ・ウィリアムス・オリジナル・アルバム・コレクション第二集』中の1枚としてCD化された際にも、この曲順が維持された[5]

Side 1
# タイトル 作詞・作曲 時間
1. スカボロー・フェア (Scarborough Fair)」 ポール・サイモンアート・ガーファンクル
2. 恋はみずいろ (|Love Is Blue (L'Amour Est Bleu))」 Brian Blackburn、ピエール・クール英語版アンドレ・ポップ
3. 恋はフェニックス (By the Time I Get to Phoenix)」 ジミー・ウェッブ
4. 「哀愁の花びら ((Theme from) Valley of the Dolls)」 アンドレ・プレヴィンドリー・プレヴィン英語版
5. 愛のセレナーデ (This Is My Song)」 チャールズ・チャップリン
6. 見果てぬ夢(『ラ・マンチャの男』より)(The Impossible Dream (The Quest)" from Man of La Mancha)」 ジョー・ダリオン英語版ミッチ・リー
合計時間:
Side 2
# タイトル 作詞・作曲 時間
1. 「ハニー (Honey (I Miss You))」 ボビー・ラッセル英語版
2. ウィンディ (Windy)」 ルーサン・フリードマン英語版
3. 「アップ・アップ・アンド・アウェイ(ビートでジャンプ) (Up, Up and Away)」 ジミー・ウェッブ
4. 「ラスト・グッドバイ (Our Last Goodbye)」 ニック・デカロ、William "Ju Ju" House
5. 「スプーキー (Spooky)」 バディ・ビューイ英語版ジェイムズ・B・コッブ・ジュニア英語版、Harry Middlebrooks、Mike Shapiro
合計時間:

パーソネル

オリジナル盤のライナーノートによる[3]

脚注

  1. ^ a b c d e Honey”. allmusic.com. Rovi Corporation. 2010年9月28日閲覧。
  2. ^ Andy Williams ‎– Honey - Discogs (発売一覧)
  3. ^ a b (1968) Honey by Andy Williams [album jacket]. New York: Columbia Records CS 9662.
  4. ^ a b “Album Reviews”. Billboard: p. 73. (1968年5月25日) 
  5. ^ a b アンディ・ウィリアムス / アンディ・ウィリアムス・オリジナル・アルバム・コレクション第二集【完全生産限定盤】”. SonyMusicShop. 2020年7月25日閲覧。
  6. ^ Whitburn 2010, p. 844.
  7. ^ Andy Williams”. Official Charts. 2016年4月20日閲覧。
  8. ^ Gold & Platinum”. riaa.com. 2017年4月6日閲覧。 Type Andy Williams in the Search box and press Enter.
  9. ^ Honey/Happy Heart”. allmusic.com. Rovi Corporation. 2010年10月2日閲覧。
  10. ^ Honey/Happy Heart by Andy Williams”. rateyourmusic.com. 2010年10月2日閲覧。
  11. ^ Classic Album Collection, Vol. 1 - Andy Williams”. allmusic.com. Rovi Corporation. 2011年5月6日閲覧。

参考文献




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