アンカー・ポイント理論
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/08/20 15:36 UTC 版)
「レジナルド・ゴリッジ」の記事における「アンカー・ポイント理論」の解説
アンカー・ポイント理論(アンカー・ポイントりろん、英語: anchor-poiot theory)は、レジナルド・ゴリッジが提案した人間の空間学習の過程を示した理論。アンカー・ポイントとは、船の碇(いかり)という意味である。 この理論は、新しい土地にやってきた住民が周辺の環境をどう認知するか、というもので、段階を追うごとにメンタルマップ(心の中の地図)が発達するというものである。第1段階では主要な結節点である自宅・職場(学校)・商店などの位置と、そこへ至る経路を、第2段階では第1段階で習得した結節点や経路の周辺にある新しい結節点・道路を、第3段階ではこれらを核にレクリエーション施設や他の商店などを、それぞれ学習することで、メンタルマップが大きく複雑になっていく、と説明した。メンタルマップの発展は、各人にとって生活上の重要度に応じて段階的に拡大する。ゆえに、人々の空間認識の広がりと、結節点と経路のつながりの複雑化や広がりには関係がある。
※この「アンカー・ポイント理論」の解説は、「レジナルド・ゴリッジ」の解説の一部です。
「アンカー・ポイント理論」を含む「レジナルド・ゴリッジ」の記事については、「レジナルド・ゴリッジ」の概要を参照ください。
- アンカーポイント理論のページへのリンク