アレニウスの定義との関係
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/12/06 08:10 UTC 版)
「酸と塩基」の記事における「アレニウスの定義との関係」の解説
アレニウスによる酸の定義は、ブレンステッド・ローリーによる酸の定義における「他の物質」が水分子であり、しかも H + {\displaystyle {\ce {{H+}}}} を水分子に渡す原因が解離である場合に相当するので、ブレンステッド・ローリーによる酸の定義はアレニウスによる酸の定義を含意する。 一方ブレンステッド・ローリーによる塩基の定義はアレニウスによる塩基の定義と見かけ上大幅に異なるが、アレニウスによる塩基の中に存在する OH − {\displaystyle {\ce {OH^{-}}}} が「他の物質」である反応相手の酸から H + {\displaystyle {\ce {{H+}}}} を奪って水分子 H 2 O {\displaystyle {\ce {{H2O}}}} を生成すると考えれば、ブレンステッド・ローリーによる塩基の定義がアレニウスによる塩基の定義を含意する事が分かる。
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